10/14/2016

新入荷豆 : パナマ『カフェ コトワ Duncan "LCFリザーブ"』ナチュラル

毎年末にリリースする「ゲイシャ種」(ウォッシュト&ナチュラル精製2種)は、当店では毎々あっという間に完売してしまう人気豆で、一度飲んだら一生忘れられないほどの香味を持つ最高のコーヒーですが、今回それに先立ってリリースするのはそのゲイシャを栽培している『Duncan』の「カトゥーラ種」、ナチュラル精製のすばらしいコーヒーです。

当店のパートナーシップ農園でもあるコトワのDuncan農地は、環境に配慮し丁寧に栽培され、除草剤や殺虫剤といった化学農薬を一切使わず、収穫されたコーヒーの果肉から作った肥料を用いた「有機栽培」によってコーヒー作りが行われています。
コーヒーの果肉を基にした有機肥料の場合、十分に栄養を行き渡らせるためには通常の化学肥料の10倍もの体積が必要になるそうです。

当グループ(LCF)では、香味の伴わない有機栽培のコーヒーは扱いません。土壌に香味を形成する上で必要な栄養素が豊富に含まれていることを前提に、たっぷりと有機肥料を与え、果実感溢れるすばらしい香味が生み出されるのです。
コトワ農園は5つの農地を所有しています。その中でDuncanだけが、有機栽培区画として管理されている特別な農地なのです。

そしてこのDuncanのカトゥーラ、2013年度からはより細かな情報提供を行ったLCFスペックの商品「LCFリザーブ」として、徹底した選別を施しております。

滑らかな舌触りとしっかりとしたボディ、香味はとてもフローラルで上品、プルーン等のドライフルーツやラム酒のような甘い余韻が長く続きます。その果実味と完熟の味わいは、まさに極上のナチュラルと言えます。
そして一切濁ることのない圧倒的なクリーンさが際立っています。冷めるとまるでボルドー産のフルボディーな赤ワインを飲んでいるような感覚です。
これほど個性的でハイレベルな有機栽培のコーヒーにはまずめぐり逢えません。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用下さいませ。

産地 : チリキ県 ボケテ地区 エル・サルト バルー火山斜面
標高 : 1,650m~1,750m
品種 : カトゥーラ
精製 : アフリカンベッドを使用したナチュラル







新入荷豆 : タンザニア『ブラックバーン農園』

LCFの代表的なパートナーシップ農園でもあり、タンザニアが誇る優良農園として知られている『ブラックバーン』のニュークロップ。前回の『ハサンボ』に続く15-16クロップ第二弾です。

黒糖のような甘いアフターテイスト、派手さはありませんが、クリーンで柔らかな酸とコクも感じます。
和菓子にもとても相性の良いコーヒーです。
東アフリカのコーヒーは個性豊かな果実感のあるものが多いですが、タンザニアは東アフリカの特徴はやや感じつつも、マイルドで落ち着いた味わいです。

ところで日本では「キリマンジャロ」という曖昧な表現をよく耳にしますが、本来は「タンザニア」と呼ぶべきですね。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用下さいませ。

産地 : アルーシャ州 カラツ県 オルディアニ地区
標高 : 1,760m~1,950m
品種 : ブルボン、ケント
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト