10/27/2022

ニューリリース : タンザニア『ブラックバーン農園』

LCFの代表的なパートナーシップ農園でもあり、大人気の優良農園として知られている『ブラックバーン』。
数多くの受賞歴もあり、タンザニアでは最良の農園ではないでしょうか。

この農園は、オルディアニ山の西側斜面、標高1,900m前後の土地に広がっています。火山灰質の土壌に恵まれ、昼夜の寒暖差が非常に大きいことから、鮮やかな果実味と豊かなボディが産み出されます。

みかんのような柑橘の華やかで甘いフレーバー、完熟トマトのアロマ。力強いコクを感じ、果実味とボディの調和も絶妙。とても飲みごたえのある味わいです。
隣国ケニア・コーヒーの風味にも共通した特徴があり、歴代のブラックバーンの中でも出色の仕上がりとなっております。

タンザニアは農園主が変わることも多いのですが、農園主のミハエル・ゲルケン氏はこの大自然を好み、タンザニアに住み続けて農園を管理されています。オーナーが積極的に先頭に立って現地で農園管理を行うことで、細かな状況の変化にも迅速に対応できるのでしょう。

ところで日本では「キリマンジャロ」という曖昧な表現をよく耳にしますが、本来は「タンザニア」と呼ぶべきです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : ミハエル・ゲルケン
産地 : アルーシャ州 / カラツ県 / オルディアニ地区
標高 : 1,760m~1,950m
品種 : ニアサ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト(水の使用を抑えるため機械を併用)E









10/20/2022

ニューリリース : コスタリカ『サンフランシスコ1900農地 "カタリーナ"』

名産地として世界的に有名なタラス、その西部に位置するレオンコルテスの「セロ・ヴェルデ」という優良なマイクロミルで生産されたコーヒーが入荷しました。

ミルを管理しているファジャス・モラ家は、サンフランシスコ1900という農地を所有していて、今回ご紹介する『カタリーナ』はさらにその厳選された区画のひとつです。
もともと牧草地として利用されていたこの農地では、牛が踏み固めて硬くなった土壌を開拓すべく、区画名にもなっているカタリーナという一年草をたくさん植え、成長するたびに刈り取り、土の上に敷くことで土壌を柔らかくしつつ、有機物の蓄積を行い、コーヒーに適した環境を整えました。

そんな地道な努力が結実したこのコーヒーは、厚みのあるボディと素晴らしく滑らかな触感が特徴的。しっかりとした飲みごたえを備えつつ、毎日飲んでも飽きのこない心地よさを演出してくれます。

まずアロマの段階からジューシーな香りが広がり、柑橘に加えアセロラやピーチのような華やかな果実味、質感はしっかりあり柔らかな粘性を持っています。
上品で非常にクリーンなカップクオリティーです。
心地よく続く甘い余韻を、ぜひぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

マイクロミル : セロ・ヴェルデ
農地 : サンフランシスコ1900
区画 : カタリーナ
所有 : ファジャス・モラ家
産地 : サン・ホセ州 / レオンコルテス市 / サンフランシスコ
標高 : 1,860m~1,960m
品種 : カトゥアイ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト








 

10/11/2022

ニューリリース : ケニア『キウニュ・ファクトリー』

世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店は「ニエリ」「エンブ」「キアンブ」「ムランガ」とさまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、本商品はトップグレードの優良区域として知られファンも多い、ナイロビの北東、ケニア中央州に位置する「キリニャガ」のコーヒーです。

この『キウニュ・ファクトリー』は、ケニア山南麓に約763haという広大な栽培面積を持ち、1,100の農家が所属しています。

○シティ・ロースト
チェリーやベリー系の赤い果実のニュアンス、プラムやライチなどの明快な酸と甘味、瑞々しさと鮮やかさかが際立っており、柔らかな触感とクリーンな味わいが印象的です。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。

○フレンチ・ロースト
カシスやブラックベリー等、赤黒い果実のニュアンスを強く感じ、マンゴーのような濃密で粘性のある触感を堪能できます。
フルボディな赤ワインの甘い余韻が心地よく、深煎りにしてもここまで果実味を感じられるのは、まさに優れたケニア・コーヒーのなせる業といえます。

複雑な果実感と濃縮感を備えつつ、クリーンでシルキーな口当たり。その独特の香味の多様性に必ずや魅了されることでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所属農協名 : Karithathi農協
産地 : 中央州 / キリニャガ県 / Gichugu地区 / Ngariama
標高 : 1,644m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュ ト







10/03/2022

ニューリリース : エチオピア『ゴティティ W.S. "ハロ・バンティ・マウンテン"』ウォッシュト

当店でも大人気のエチオピア・イルガチェフェ、今回はウォッシュト精製のリリースです。ナチュラル精製に引けを取らないほど個性的で良い仕上がりとなっています。
前回のウォルカW.S.『ハロハディ』同様、こちらのウォッシュトも、『ハロ・バンディ・マウンテン(※)』というこの周辺で最も高品質で最も標高の高い、特定のエリアのみで厳選された限定ロットを入手することができました。

熟度の高い良質なチェリーを栽培する『ハロ・バンディ』で収穫されたものだけを選択し、信頼できるお馴染みゴティティW.S.に持ち込み、精製されました。
当店では当たり前のようにエリア限定のコーヒーをお届けしておりますが、じつはイルガチェフェでこの指定ロットというのは非常にレアなことで、一層チェリーが均一化され、より豊かなキャラクターを持つコーヒーを作り出すことができるのです。

フローラルな香り、白桃や洋梨のような熟した果実感、ややスパイシーなフレーバーにマスカットのような甘い余韻が長く続きます。
華やかで鮮やか、フルーティーでクリーンな味わいが際立つコーヒーですが、厚みのある質感も特徴的で、その複雑で多様性のある香味に魅了されることでしょう。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / バンコゴティティ地区
標高 : ウェットミル 2,010〜2,025m、周辺農家 約2,000〜2,200m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト

※ハロ・バンティ・マウンテン
ゴティティW.S.(ウォッシング・ステーション)には4方の周辺農家からチェリーが納入されるため、方角ごとに地名の聞き取りを現地で試みました。複数のW.S.従業員に何度も質問を投げかけ整理した結果、品質の高いコーヒーはハロ・バンティ・マウンテンからやってきており、この周辺で最も標高が高いのもハロ・バンティであることが判明しました。
そこでW.S.マネジャーと輸出業者と協議し、19-20クロップより『ハロ・バンティ・マウンテン』としてロットを絞って作成しています。安定して高い品質を誇る、ゴティティW.S.の進化ぶりを実感できるでしょう。








10/01/2022

価格改定のお知らせ

平素よりEBONY COFFEEをご愛顧いただき、まことにありがとうございます。

さて昨今の原材料価格の高騰や、輸送費、エネルギーコストなどの上昇、円安等々の影響を受け、10月1日よりブレンドコーヒーおよび一部のシングルオリジンの価格を改定させていただきます。

なお、店頭でお求めのお客様におかれましては、容器や袋(保存缶、キャニスター、タッパー、ジップロックなど)をご持参いただいた場合には、1パッケージにつき50円お値引きさせていただくサービスを、開業当初より実施させていただいております。
この機会にぜひぜひご活用くださいませ。

大変心苦しい限りではございますが、今後ますますの品質向上に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。