9/17/2022

ニューリリース : エルサルバドル『シベリア農園』パカマラ品種 ナチュラル

スペシャルティコーヒーファンの間で大注目の品種、「パカマラ」最高品質のニュークロップが入荷しました。今クロップも昨年に引き続き、人気のナチュラル精製で仕上げています。

中米エルサルバドルで、パカスとマラゴジペの交配により開発されたパカマラ、一般的な豆の倍ほどもある大粒な外見でよく知られていますが、上品で華やかな果実味を豊かに感じることができるすばらしい品種です。

1870年に設立され、4代にわたりコーヒーを生産している『シベリア農園』は、優れたパカマラを栽培することで知られている、非常に歴史ある農園です。その冷涼な気候と不便な立地から、シベリアと名付けられました。
パカマラが栽培されている区画は、農園の中でも急峻でかつ強風にさらされるという厳しい環境。パカマラは根付きが良いためこのような環境でも栽培でき、この環境がシベリア農園のパカマラが他のパカマラより引き締まった豆質になる要因かもしれません。

花の蜜のような甘いフレグランス、ドライいちじくや洋梨、上品な黒ブドウの果皮等のニュアンスに、ウイスキーのようなモルティーな余韻を感じさせてくれます。ウォッシュトにはないフルボディ、ビターチョコレートのようなコクも備えつつ、非常にクリーンで、従来のナチュラル・コーヒーの概念を覆す衝撃の香味です。
中米やエチオピアのワイニーなナチュラルには感じられない、バニーマタル(イエメン)のような独特の風味があります。

個性豊かで力強いのに、質感は滑らかで品格がありクリーン。上質なナチュラルとパカマラの特徴が最大限に発揮された極上の香味です。ぜひお飲み逃しなく!

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : ラファエル・エンリケ・シルバ・ホフ、カルメン・エレナ・シルバ・ホフ
産地 : サンタ・アナ県 チャルチュアパ付近地
標高 : 平均1,500m(最も高い地点は約1,700m)
品種 : パカマラ
精製 : グリーンハウス内で乾燥したナチュラル








9/08/2022

ニューリリース : コスタリカ『モンテス・デ・オロ "ジャサル農地"』

名産地として世界的に有名なタラス、その西部に位置するレオンコルテスで生産された最高のコーヒーが入荷しました。

「モンテス・デ・オロ・マイクロミル(※)」は、コスタリカのマイクロミル・ムーブメント創世記に設立された伝統あるミルですが、『ジャサル農地』でコーヒーの栽培を始めたのは2012年です。この農地は50haと広い土地ですが、コーヒー栽培には標高が高過ぎるため、以前は半分が牧草地で半分が森でした。しかし生産者のエミリオ・ガンボア氏は、この「超高標高」という環境を活かすことで最高のコーヒーを作れるのではと考え、生産を決意しました。

予想通りこの環境下で栽培するのは苦難の連続で、低温・多湿で発生するカビの病気「フォーマ」が葉や茎に取りつき、初年度(2012年)に植えたカトゥアイ種1,000本のうち400本はすぐに枯れ、2013年、2014年に追加でカトゥアイ種を16,000本、ヴィジャサルチ種を4,000本植えるも、1年に2,000本程度は枯れてしまいました。しかしごく少量ながら収穫できたコーヒーのカップクオリティーは非常に良い出来となり、あきらめずに生産を続けていきます。その後苗や若木が冷気に直接さらされない環境を作る対策を徹底的に行い、ようやく安定した量を供給できるようになったのです。

熟した果実味と上品な質感、ドライマンゴーや蜂蜜のような甘味と粘性があり、その余韻がいつまでも心地よく持続する、複雑で多様性のある香味です。
上質なケニア・コーヒーのような万能な味わいと絶妙なバランス、他のコスタリカ・コーヒーでは決して感じることのできない特有のキャラクターを、ぜひぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

マイクロミル : モンテス・デ・オロ
農地 : ジャサル
所有 : エミリオ・ガンボア
産地 : サン・ホセ州 レオンコルテス市 サンパブロ
標高 : 2,050m~2,100m
品種 : カトゥアイ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

※モンテス・デ・オロ・マイクロミル
マイクロミルの先駆者として設立されたミル。「DesaCafe社」の設備を導入。ミルの管理もしっかりと行われており、古参のマイクロミルにも関わらず非常に清潔に保たれています。ある程度ボリュームが大きく、廉価な商品についてはパティオと乾燥機を用い、高付加価値商品についてはパティオとベッド乾燥で仕上げています。LCF向けは100%ベッド乾燥。これまでモンテス・デ・オロのコーヒーは某アメリカマイクロロースターがほぼ独占的に扱ってきました。一方でスペシャルティコーヒーの一大消費国である日本においても、自身のコーヒーが評価されたいという想いもあり、少量の収穫があった時とLCFが新たなコスタリカコーヒーを求めているタイミングが一致し、現地でのミーティングに繋がりました。素晴らしいカップでしたが、さらに数年かけて精度を上げ、LCF向けの商品化が実現しました。長期的な調達を行う予定です。












 

9/01/2022

ニューリリース : 季節のブレンド『ビストロ』

好評をいただいておりました夏のブレンド「サニー」にかわる、季節のブレンドの登場です。

『ビストロ・ブレンド』フルシティ・ロースト。

ディナーのあとに飲みたくなるコーヒーをイメージして作りました。
華やかな香りに豊かなコク、フルーティーなアフターテイスト。

まさに食欲の秋にピッタリの、旬の良質な豆をたっぷりと使用したとても贅沢な味わいです。
 ここまで果実味を感じられる深煎りは、なかなか体験できないと思います。

本日より販売いたします

8/21/2022

ニューリリース : ホンジュラス『エル・プエンテ農地』ティピカ種

中米では圧倒的な生産量を誇る(約48万トンで世界でも第6位)ホンジュラス・コーヒー自体は多く世界に流通していますが、「スペシャルティコーヒー」としてはまだまだレアな存在です。
これまで高品質なコーヒーが流通されてこなかったのは、設備環境などの問題もありますが、加えて産地の標高が低いというのも影響しています。

当店で3年ぶりにリリースする『エル・プエンテ農地』は、ホンジュラスの中でも特に標高が高く、名産地として知られるサン・ミゲル地区にあるマイクロロットです。
寒暖差のある環境により実が締まり、精製設備にも力を入れ、高品質な香味を実現しています。

こちらで栽培された品種は、在来種のティピカです。サビ病の打撃後、急速に植え替えが進んだハイブリット品種、IH90やレンピラなどが大勢を占めるホンジュラスでは稀有な存在といえましょう。
とても明るく鮮やかな味わいが印象的です。

柑橘の爽やかな果実味、メイプルのような甘さが口の中に広がり、柔らかく清涼感のある味わいがとても心地良いコーヒーです。
優れた栽培環境と丁寧な精製によって作り上げられた華やかな香味を、ぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : Esther Ramirez Martinez
産地 : コマヤグア県 コマヤグア市 セルグァパ地区 サン・ミゲル・デ・セルグァパ
標高 : 1,750m
品種 : ティピカ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト






 

8/13/2022

ニューリリース : ケニア『ギチャサイニ・ファクトリー』

世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店は「エンブ」「キリニャガ」「キアンブ」「ムランガ」とさまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回はひさびさに、首都ナイロビから北に約120キロ、国内最高峰の標高(5,199m)を誇るケニア山の南西に位置する「ニエリ」のクロップをリリースします。

『ギチャサイニ・ファクトリー』は、肥沃な土壌、十分な標高と寒暖差など、恵まれた栽培環境で世界的にも有名な優良産地ニエリの中でも、非常に高い品質を供給するファクトリーです。

○シティ・ロースト
まず豆を挽いた時に広がる完熟トマトのフレグランス、口に含んだ瞬間感じるラズベリーの甘味、グレープフルーツのようなジューシーさ、そしてコク豊かなマンゴーのような滑らかな舌触りと余韻が印象的な、とても贅沢な味わいです。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。

○フレンチ・ロースト
カシスのような鮮やかなフレーバー、アプリコットの濃厚な甘味、非常に力強く厚みのあるボディ感。冷めてくるとボルドー産の赤ワインを連想させる華やかな余韻を堪能することができます。
多様性のある贅沢な香味と質感は唯一無二、まさにケニアの深煎りならではの満足感のある飲みごたえです。

複雑な香味と濃縮感を備えつつ、これほどまでクリーンでシルキーな口当たりが際立っている上品な味わいのコーヒーには、なかなか出会えないでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所属農協名 : ギカンダ農協
産地 : 中央州 ニエリ県 マシラ西地区
標高 : 1,600m~1,900m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うケニアの伝統的ウォッシュ ト








8/05/2022

ニューリリース : コロンビア『エル・ローブレ農園』ティピカ種

当店の加盟しているLCFの代表的なパートナーシップ農園、コロンビア北部サンタンデールのニュークロップです。
これまで南部のナリーニョ、ウイラ、カウカ、トリマ、中部クンディナマルカ等々、さまざまなエリアで生産されたコーヒーを取り扱ってまいりましたが、前回のタマ・マウンテン同様北部に位置する『エル・ローブレ農園』の稀少なティピカ種をご紹介いたします。

昼間は30度前後、夜間は10度以下という、非常に寒暖差の激しい環境下で生産されることにより、濃厚で甘いチェリーを形成することができます。
またこの農園は、栽培においてJASやUSDAの有機認証を取得しているのも特徴のひとつで、品質管理の真剣さが伝わってきます。

クリーンで滑らかな質感、黒糖やキャラメルを思わせる甘味に、柔らかな質感と濃厚なボディがあり、非常にバランスの良い優れたカップテイストです。

アラビカ種の中でも、ティピカは最も原種に近く最も古い品種のひとつです。しかし生産性が低い上、品種改良の対象となってしまったり、他の品種と混在して流通することも多く、減少の一途をたどる現状と言えます。
先述の通りティピカはコーヒーの原点のひとつとも言えますので、基準の香味を理解することが味覚を磨いていくための大切な要素です。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

農園主 : オズワルド・アセベド
産地 : サンタンデル県 ロス・サントス近郊 メサ・デ・ロス・サントス
標高 : 1,650m
品種 : ティピカ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト






8/01/2022

夏季休業のお知らせ

平素よりEBONY COFFEEをご愛顧いただき、まことにありがとうございます。

8月16日(火) 
8月23日(火)

以上の2日を、夏季休業とさせていただきます。
なお水曜定休は変わりません。

ご不便をおかけしまして恐縮ですが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

7/28/2022

ニューリリース : ペルー『フェスパ農園 "Wilder Garcia"』

コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。

そんな中『フェスパ農園』は、ペルーの農園などでよく見られるさび病の被害などとは無縁の、非常に標高が高く、急斜面ながらキレイに区画整理された、すばらしいカップを実現した農園です。

飲み口は爽やか、ソフトな質感でバランスが良いですが、柑橘の程よい果実味が残り、心地良い口当たり(粘性)を感じつつ、最後まで濁りのない清涼感を味わうことができます。

1960年に設立されたフェスパ農園、3代目にあたるWilder Garcia氏は、自らの希望で18歳の時にエクスポーター主催の農園指導員研修に応募し、農園管理について学びました。
実家の農園でその内容を実践し、生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現したため、現在では農園指導員の一人として活躍するとともに、フェスパをモデル農園(※)として開放し、他の生産者が直接訪問し学べる場所としています。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ウィルダー・ガルシア
産地 : カハマルカ県 ハエン郡 ウワバル地区 ウアコ
標高 : 1,700m~2,000m
品種 : ブルボン、ティピカ、カトゥーラ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト

※モデル農園
高齢の生産者は木を切らないという慣習を持っていたり、セミナーや指導だけでは実践に踏み切る農家が少ないため、推奨農法を実施している農園を指定。剪定や施肥、どういった樹間で植えるかシェードコントロール、収穫から乾燥をどのように行うかなど、実際に見て結果を確認してもらうことで、農家が納得し実施できることを目的としています。実際Wilder氏は剪定やカットバックを行い、生産性の改善を行おうと父親のOracio氏に相談しましたが反対…。話し合いの末1haを試験的に実施し、効果を確認できると農園全体に対し行うことを実現しました。現在Wilder氏は200農家を担当していますが、知識と実績を兼ね備えていることで、若いながらも高い評価と信頼を得ています