4/28/2017

ゴールデンウィークの営業案内

平素よりCLOUD NINEをご愛顧いただき、まことにありがとうございます。

さてGW期間中の営業日程を、下記の通りご案内致します。
皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。

4月29日(土祝) : 営業
4月30日(日) : 営業
5月1日(月) : 営業
5月2日(火) : 営業
5月3日(水祝) :
5月4日(木祝) : 営業
5月5日(金祝) : 営業
5月6日(土) : 営業
5月7日(日) : 営業

5月8日以降は通常営業致します。
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。


4/02/2017

新入荷豆 : ペルー『フェスパ農園 "Wilder Garcia" ブルボン』

昨年大好評だった『フェスパ農園』のニュークロップ(16-17クロップ)が入荷しました。
この農園はほかにカトゥーラ種の栽培も行っていますが、当店では上位品種でかつ少量生産された、よりキャラクターの明確なブルボン種を扱っています。

コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。
そんな中『フェスパ農園』は、ペルーの農園などでよく見られるさび病の被害などとは無縁の、非常に標高が高く、急斜面ながらキレイに区画整理された、すばらしいカップを実現した農園です。

明るく華やかな酸、柔らかい口当たり(粘性)に繊細な甘み、アフターも非常にクリーンで、酸とコクのバランスのとれたコーヒーです。
同農園のカトゥーラよりも果実感が強く、「南米最高峰」のコーヒーと言っても、決して過言ではないでしょう。

1960年に設立されたフェスパ農園、3代目にあたるWilder Garcia氏は、自らの希望で18歳の時にエクスポーター主催の農園指導員研修に応募し、農園管理について学びました。
実家の農園でその内容を実践し、生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現したため、現在では農園指導員の一人として活躍するとともに、フェスパをモデル農園(※)として開放し、他の生産者が直接訪問し学べる場所としています。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。

※モデル農園 : 高齢の生産者は木を切らないという慣習を持っていたり、セミナーや指導だけでは実践に踏み切る農家が少ないため、推奨農法を実施している農園を指定。剪定や施肥、どういった樹間で植えるかシェードコントロール、収穫から乾燥をどのように行うかなど、実際に見て結果を確認してもらうことで、農家が納得し実施できることを目的としています。実際Wilder氏は剪定やカットバックを行い、生産性の改善を行おうと父親のOracio氏に相談しましたが反対…。話し合いの末1haを試験的に実施し、効果を確認できると農園全体に対し行うことを実現しました。現在Wilder氏は200農家を担当していますが、知識と実績を兼ね備えていることで、若いながらも高い評価と信頼を得ています。

産地 : カハマルカ県 ハエン郡 ウワバル地区 ウアコ
標高 : 1,700m~2,000m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
















新入荷豆 : エチオピア『アッビ・ウォッシング・ステーション』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店のシングルオリジン「人気No.1」クロップの『ウォテ・ステーション』ナチュラル、それと同じコンガ地区で精製された素晴らしいコーヒーです。

たとえ同エリアで生産しても、当然品質や特徴に差が生じるものですが、それにしてもこの2つは見事なほど香味が酷似していますね。
イルガチェフェは優れたコーヒー産地として有名ですが、ここまで強烈な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができないでしょう(※)

イチゴやブルーベリーを熟成させたような果実味溢れる甘い香味は、まるでブルゴーニュ産赤ワインのようです。その心地よいジューシーなアロマが、最後まで長く続いていきます。

良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。
初めてお飲みになるかたは、「こんなコーヒー飲んだことがない」と驚かれること必至です!

産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。

※コンガ地区には農協やプライベートのウォッシング・ステーションが複数あり、コンガ川も流れていることから、多くが「コンガ・ステーション」と呼ばれ、商品が流通しています。当店が加盟しているLCFは、その中でもチェリーの取扱いプロセスがしっかりとしているステーションを指定し、かつ最高品質のパーチメントにより生産されたロットを購入しています。

産地 : 南部諸民族州ゲデオゾーン イルガチェフェウォレダ コンガ地区
標高 : 1,800m~2,000m
品種 : 在来品種
精製 : アフリカンベッドを使用したナチュラル