11/22/2022

ニューリリース : エチオピア『ハンベラ "ゴロ・ベデッサ"』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店シングルオリジン「人気No.1」のエチオピア、今回はグジのハンベラ・ワメナ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つニュークロップをお届けします。

グジゾーンはイルガチェフェのあるゲデオゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ハンベラやウラガは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。
今回リリースする『ゴロ・ベデッサ』も、スパイシーでフローラル、そして洋酒のようなフレーバー溢れる最高のナチュラル・コーヒーに仕上がりました。

イチゴやブルーベリーの濃密な果実味に加え、レーズンのような熟した甘味を感じます。芳醇な赤ワインを思わせる確かな質感とボディがあり、その心地よいジューシーなアロマが、最後まで長く続いていきます。
良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。
「こんなコーヒー飲んだことがない」と驚かれること必至です。

エチオピアのスペシャルティコーヒーといえば、フルーティーで個性的な香味が印象的ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

生産者 : ゴロ・ベデッサ周辺の農家
産地 : オロミア州 / グジ ゾーン / ハンベラ・ワメナ ウォレダ / ゴロ・ベデッサ ケベレ
標高 : 2,400m
品種 : 在来品種
精製 : ベッド乾燥ナチュラルル




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11/15/2022

ニューリリース : インドネシア『リントン・マンデリン "カルドン農園"』

高品質なマンデリンを生産するリントン地区のオナンガンジャンで生産された、稀少なクラシック・スマトラ(※)のコーヒーです。

現地でもわずか1%未満しか生息していない、ティピカ系在来品種だけを厳選した単一ロット、それがマンデリン「オナンガンジャン」です。
今回はさらに、単一品種の単一生産者による「厳選ロット」。オナンガンジャンの立役者でもあるカルドン・ナインゴラン氏が自らの農地を開拓し、理想のコーヒーづくりを実現したのが、この『カルドン農園』です。
さまざまな品種や生産者のコーヒー豆が混在していることが一般的な産地であるスマトラ島では、この厳選ロットは異例で、まさに超稀少なマンデリンと言えるのではないでしょうか。

一般的に流通しているマンデリンのような重く濁った苦味はなく、フローラルな甘い余韻が持続します。また他のスペシャルティ・マンデリンとは明らかに異なるクリーンさが際立っています。
まるで深い森林にいるような独特の香り、ハーブのアロマとトロピカルフルーツの甘味、滑らかでクリーミーな食感、バターを浮かべたような濃厚なコク。

スマトラ式という特殊な精製特有の良さも活かされた、極上のカップ品質といえましょう。
そのエキゾチックで複雑な香味は、決してほかでは味わうことのできないすばらしいキャラクターを備えたコーヒーです。

本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。

産地 : 北スマトラ州 / フンムバン・ハスンドゥタン県 / オナンガンジャン
標高 : 1,400m
品種 : オナンガンジャン(ティピカ系在来品種、クラシック・スマトラ)
精製 : スマトラ式

※クラシック・スマトラ : 1876年スマトラにおいてもサビ病が発生し壊滅的被害をもたらしたこと、その余波としてロブスタやハイブリッド品種への植え替えが進んだことで、当時スマトラで栽培されていたティピカ種は失われたと考えられていました。しかし後にスマトラ島の奥地であるトバ湖周辺において、当時栽培されていたティピカ系在来品種の生き残りが再発見されました。現地では発見地により、バーゲンダル、シディカラン、ガロンガンと呼ばれています。





11/10/2022

ニューリリース : コスタリカ『ディビーノ・ニーニョ農地』ナチュラル

コスタリカのタラス・エリアより、「本年最高の香味」と言っても決して大げさな表現ではない、優良なマイクロミルのコーヒーが入荷しました。

名産地として世界的に有名なタラスは、おもに3つのエリアに分けることができますが、今回お届けするのは西部に位置するレオンコルテスの「アルトス・デル・アベホナル」というマイクロミルで生産されたコーヒーです。

コスタリカは近年、小規模ながらも高い技術力と知識を駆使し、ウォッシュト精製のみならずナチュラル精製やハニープロセスの生産も盛んに行われ、コーヒーの多様性も増してきました。
今回は『ディビーノ・ニーニョ農地』で丁寧に栽培された熟度の高いコーヒーチェリーを、アルトス・デル・アベホナル・ミルにて精製、華やかで芳醇なフレーバー溢れる素晴らしいナチュラル・コーヒーに仕上がりました。
当店では毎年のように販売し「待ってました」とのお声も多くいただくほどいつも大好評ですので、ご存知のかたもたくさんいらっしゃることでしょう。

滑らかな質感としっかりとしたボディ、メロンやクランベリーの果実感に花の蜜のような甘い香りがとても上品です。プルーン等のドライフルーツのニュアンスに、ラム酒のような甘味とスパイシーな余韻を感じさせてくれます。

また粗悪なナチュラル特有のオイル臭はなく、冷めても一切濁りなく持続する完熟の果実味は、まさに極上のナチュラル。品質の高さと丁寧に施された精製の証と言えましょう。

ほかでは決して体験することのできないこの珠玉の香味のコーヒーは、毎年大人気でリリース後あっという間に完売してしまうので、ぜひお飲み逃しなく!

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

マイクロミル : アルトス・デル・アベホナル
農地 : ディビーノ・ニーニョ
区画 : ティピカ (Lote Typica)
産地 : サン・ホセ州 / レオンコルテス市 / サンパブロ
標高 : 1,880m〜1,900m
品種 : カトゥアイ
精製 : ナチュラル









11/01/2022

ニューリリース : エチオピア『リム・コサ "デバクル農園"』ナチュラル

エチオピア南西部に位置する優良生産地域ジンマのリム・コサより、高品質なナチュラル精製のニュークロップが届きました。

イルガチェフェから北西に約400km、ジンマゾーンは手つかずの森が広がり、コーヒーノキも自生している地域で、エチオピア高原(アビシニア高原)西側の非常に高い標高に位置しています。イルガチェフェ同様多くのコーヒーが栽培されている優れたエリアで、エチオピアの奥深さを感じさせてくれます。

巨峰の熟した果実感、イチゴやアンズを煮詰めたジャムのような甘味。ソフトで非常にクリーンですが、ナチュラル精製らしいクリーミーな触感も備えています。
冷めていくにつれ赤ワインのような芳醇な余韻がいつまでも持続する、華やかで気品漂うコーヒーです。

エチオピア産コーヒーのフローラルでフルーティーな個性は充分に感じつつ、イルガチェフェとは異なる香味をお愉しみいただけるでしょう。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

産地 : オロミア州 / ジンマゾーン / リムコサウォレダ
標高 : 1,700m~1,800m
品種 : 在来品種
精製 : アフリカンベッドで乾燥させたナチュラル




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