コロンビアといえば、広い国土にそれぞれの個性を持つコーヒー産地が数多く存在します。
当店ではこれまで南部のナリーニョ、ウイラ、カウカ、トリマ、中部クンディナマルカ等々、さまざまなエリアで生産されたコーヒーを取り扱ってまいりましたが、こちらはベネズエラと国境を接する、北部「ノルテ・デ・サンタンデール」のコーヒーです。
トレード村の小農家で生産され、近くの山の名前をブランドとして冠した『タマ・マウンテン』。トレード地区は歴史あるコーヒーの生産地で、原種であるティピカが多く残っていました。こちらでもそのティピカ種をメイン(55.4%)に栽培が行われています。
当店では開業当初からずっと取り扱っていますので、ご存知のかたも多いのではないでしょうか。
オレンジ系の柑橘の果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が余韻として残ります。厚みのあるしっかりとしたボディがあり、明るくバランスの良い、毎日飲んでも飽きのこない香味です。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
産地 : ノルテ・デ・サンタンデール県 トレード村
標高 : 1,500m~1,800m
品種 : ティピカ、コロンビア、カスティージョ、カトゥーラ、タビ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
6/24/2022
ニューリリース : コロンビア『タマ・マウンテン』
6/14/2022
ニューリリース : コスタリカ『ロス・アンヘレス "ベンダバル農地"』
この農地の名称でもある「ベンダバル」はスペイン語で強風を意味し、カリブ海側から山を越えてくる吹き下ろしの風の影響を受ける立地であることにちなんで名づけられました。
そのため気温がとても低くなる一方で、農地は南向きの斜面のため日照は潤沢。この寒暖差のある二面性の気候のおかげで、糖度の高いチェリーが育まれています。
華やかでジューシーなアロマに、中米のコーヒーらしいバランスの良さとクリーンな果実味、質感はしっかりあり柔らかな粘性を感じます。
クリアさの中に感じることのできる心地よく続く甘い余韻を、ぜひぜひご堪能ください。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
産地 : サン・ホセ州 ドタ市 バンデラ
標高 : 1,785m~2,075m
品種 : カトゥアイ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト
※ロス・アンヘレス・マイクロミル
ロス・アンヘレスはマイクロミルの盛り上がりを見せた第2世代の中心的存在です。設立者リカルド・カルデロン氏は、現在この『ベンダバル農地』をはじめ、ドタに15もの農地を所有しています。毎年のように新たな農地の取得、ミル設備の更新を行っている敏腕生産者です。品質は総じて高く、非常に安定しています。
6/07/2022
ニューリリース : エチオピア『ウォルカW.S. "ウレインチニーチャ集落"』ナチュラル
世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店シングルオリジン「人気No.1」のイルガチェフェ、こちらは前回の『クレイウォット集落』同様、その最南東部に位置するゲデブにて生産されました。
イルガチェフェで最高の品質を誇る「ウォルカ・ウォッシング・ステーション」が手がけた、珠玉のナチュラル・コーヒーをご紹介いたします。
そしてうれしいことに、今回も特定の集落のみで厳選された特別ロットです。高品質なチェリーを生産する『ウレインチニーチャ集落(※)』で収穫されたものだけを選択し、ウォルカW.S.に持ち込み、精製されました。
イルガチェフェで集落指定ロットが実現したのは非常にレアなことで、より豊かな個性が形成され、他のコーヒーでは決して体験できないほどのレベルに仕上がっています。
まずプルーンのような熟した甘味が強烈です。独特のイチゴやブルーベリーの濃密な果実感は健在!圧倒的なフレーバーのフルーティーさに、衝撃と感動をもたらしてくれること間違いなしです。芳醇な赤ワインのようなジューシーなアロマが、いつまでも余韻として心地良く残ります。
良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。
イルガチェフェは優れたコーヒー産地として有名ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。
本日よりシティ・ローストとフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。
産地 : 南部諸民族州ゲデオゾーン ゲデブウォレダ ウォルカ地区 ウレインチニーチャ集落
標高 : 約2,250m
品種 : 在来品種
精製 : アフリカンベッドで乾燥したナチュラル
※ウレインチニーチャ集落
2018年12月にLCFがウォルカW.S.を訪問した際に、トレーサビリティをより明確にすべくチェリーを買い付ける範囲を徹底して取材した結果、ウォルカの11Villageとその隣接する4つのKebele(地区)からチェリーが持ち込まれている
ことが分かりました。さらにW.S.の従業員にも聞き取りを行い、標高やW.S.との位置関係を確認。最終的に集落を指定したロットの生産を約束してくれました。
その際に選ばれたのが、3年前に当店でも取り扱った「ハロハディ集落」。LCFとしては初めてのエチオピア集落指定商品となりました。
そして一昨年さらに取材を進め、「クレイウォット」「アダメ・マゾリョ」「ウレインチニーチャ」も非常にポテンシャルが高いと判断し、「ハロハディ」とともにこれらの優れた4集落をはじめとするウォルカ周辺の可能性をさらに探っていく予定です。ちなみに「ウレインチニーチャ」は、ウォルカW.S.の北北西に位置する、非常に標高の高い地域にあります。
6/02/2022
ニューリリース : 季節のブレンド『サニー』
好評をいただいておりました「ブリーズ」にかわり、夏ブレンドの登場です。
『サニー・ブレンド』ハイ・ロースト。
夏でもすっきりホットで飲みたくなるコーヒーです。
シトラス系の明るい酸と甘味。これほどの透明感はなかなか味わうことができないはずです。
ただ酸味だけが際立つ浅煎りのコーヒーとは一線を画する、しっかりボディを感じつつ果実味華やかな香味を、ぜひぜひご堪能ください。
本日より販売いたします。
同じハイ・ローストで当店人気のブレンド、「ワイン」とのキャラクターの違いをお愉しみくださいませ。