7/27/2023

ニューリリース : ルワンダ『ムガンザ W.S. "ニャミラマ集落"』

ケニア、エチオピア、タンザニア等、世界屈指の優れた生産地として知られる東アフリカ、その内陸地ルワンダの上質なコーヒーが入荷しました。

ルワンダのコーヒー豆栽培は、農園ではなく小農家が基本で、それをウォッシング・ステーション(W.S.)に持ち込み精製される仕組みです。しかしそのステーションでさまざまな地域のチェリーや、さまざまな品質のチェリーが混ぜられてしまうこともあります。
そこでコーヒーを栽培しやすい土壌を有し、かつコーヒー栽培への意識が高い生産者がリーダーシップをとっている集落を選抜し、その集落のチェリーだけを使用して、LCFのための特別仕様で生産してもらいました。

今回リリースするのは、毎年恒例となりましたンザバムウィタ・ビンセント氏を中心に小農家が協力し生産した、『ニャミラマ集落』限定ロットのコーヒーです。LCFと深い繋がりのある「コアカカ協同組合」に所属しています。
ルワンダの中でも栽培環境として非常に恵まれている土地であり、また品質に対して意識の高い生産者が多い集落です。

柔らかな触感、フローラルな香りが心地良く、チェリーのような甘味があり非常にクリーン。花の蜜を思わせるアフターも印象的です。
ベーシックなブルボンの香味も感じることができます。

「千の丘の国」と形容されるほど、たくさんの丘陵地帯の絶景が広がる、美しい国ルワンダの豊かな味わいをぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ンザバムウィタ・ビンセント氏を中心とした12農家
産地 : 南部州 / ニャマガベ郡 / キビリジ市 / ブガルラ地区 / ニャミラマ集落
標高 : 1,850m~2,000m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュ ト










7/20/2023

ニューリリース : コスタリカ・カフェインレス『ラ・パストーラ』

コスタリカの名産地タラスより、『ラ・パストーラ』のコーヒーを、カフェインレス加工で仕上げました。
ラ・パストーラは、1960年に設立された生産者組合で、現在約3,000名の農家が所属しています。完熟豆のみを選択的に丁寧に収穫するなど、非常に高品質なコーヒーを生産しており、コスタリカの有名な組合の一つです。

今回はカナダのスイスウォーター社にてデカフェ処理を行っております。もちろんデカフェ処理において、化学薬品は一切使用していません。
スイスウォーター・プロセスは、コーヒー生豆を水に漬けてカフェインを抽出する製法です。カフェイン以外の水溶性の成分をあらかじめ溶かし出しておいた飽和水に生豆を漬けることで、カフェインのみを除去することが可能となります。

一般的に出回っているいわゆるコモディティのカフェインレス(デカフェ)は、風味とコクのないイメージが強いと感じますが、当商品は紛れもなく高品質なスペシャルティコーヒーの香味、デカフェの中でも類を見ないすばらしいカップ・クオリティーを誇ります。

熟した果実味に甘い余韻、華やかさとボディ感がバランスよく調和した香味です。

アレルギーなど体質的な理由でカフェインを控えていらっしゃるかた、夜にコーヒーを飲むと(カフェインを摂取すると)眠れなくなってしまうというかた、カフェイン摂取を控えていらっしゃる妊婦のかた等々で、それでも「おいしいコーヒーを飲みたい!」と思っていらっしゃるかたに、自信を持っておすすめいたします。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ラ・パストーラ組合
産地 : サン・ホセ州 / タラス市
標高 : 1,600m~1,800m
品種 : カトゥーラ、カトゥアイ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト


7/14/2023

ニューリリース : エチオピア『ウォルカW.S. "ウレインチニーチャ集落"』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店シングルオリジン「人気No.1」のイルガチェフェ、こちらはその最南東部に位置するゲデブにて生産されました。
イルガチェフェで最高の品質を誇る「ウォルカ・ウォッシング・ステーション」が手がけた、珠玉のナチュラル・コーヒーをご紹介いたします。

そしてうれしいことに、今回も特定の集落のみで厳選された特別ロットです。高品質なチェリーを生産する『ウレインチニーチャ集落(※)』で収穫されたものだけを選択し、ウォルカW.S.に持ち込み、精製されました。
イルガチェフェで集落指定ロットが実現したのは非常にレアなことで、より豊かな個性が形成され、他のコーヒーでは決して体験できないほどのレベルに仕上がっています。

○シティ・ロースト
まずプルーンのような熟した甘味が強烈です。独特のイチゴやブルーベリーの濃密な果実感は健在!圧倒的なフレーバーのフルーティーさに、衝撃と感動をもたらしてくれること間違いなしです。芳醇な赤ワインのようなジューシーなアロマが、いつまでも余韻として心地良く残ります。

○フレンチ・ロースト
深煎りでも溢れる果実味は健在です。より熟成されたベリーの香りは、豊かで濃厚なボディ感とクリーンさが見事に調和し、その独特の甘みがいつまでも続いていきます。円熟したフルーティーさを存分に味わっていただけるはずです。
ナチュラル好きのかたは、このコーヒーを見逃すわけにはいきません。

良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。

イルガチェフェは優れたコーヒー産地として有名ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

生産者 : ウレインチニーチャ集落の農家
産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / ウォルカ地区 / ウレインチニーチャ集落
標高 : 約2,250m
品種 : 在来品種
精製 : アフリカンベッドで乾燥したナチュラル

ウレインチニーチャ集落
2018年12月にLCFがウォルカW.S.を訪問した際に、トレーサビリティをより明確にすべくチェリーを買い付ける範囲を徹底して取材した結果、ウォルカの11Villageとその隣接する4つのKebele(地区)からチェリーが持ち込まれている ことが分かりました。さらにW.S.の従業員にも聞き取りを行い、標高やW.S.との位置関係を確認。最終的に集落を指定したロットの生産を約束してくれました。 その際に選ばれたのが、4年前に当店でも取り扱った「ハロハディ集落」。LCFとしては初めてのエチオピア集落指定商品となりました。 そして一昨年さらに取材を進め、「クレイウォット」「アダメ・マゾリョ」「ウレインチニーチャ」も非常にポテンシャルが高いと判断し、「ハロハディ」とともにこれらの優れた4集落をはじめとするウォルカ周辺の可能性をさらに探っていく予定です。ちなみに「ウレインチニーチャ」は、ウォルカW.S.の北北西に位置する、非常に標高の高い地域にあります







7/06/2023

ニューリリース : コロンビア『ナリーニョ・ブエサコ "サン・ビセンテ"』

太平洋と赤道に沿ったコロンビア南西部に位置する、広大な国土の中でも最高の産地として知られる「ナリーニョ」の、ブエサコ市指定地域の小農家によって生産されたコーヒーです。

ほぼ赤道直下(北緯1度)にあるナリーニョは、日照時間が長く、高地での栽培が可能です。
ブエサコ市はナリーニョ東部ドニャファナ火山麓に位置し、この地域はコロンビア南部特有の傾斜の厳しい山岳地帯で、寒暖差の激しい環境で栽培されるため、実が引き締まり、豊かな香味とボディが形成されます。

クリーンで滑らかな質感、オレンジやカシスの果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が心地良い余韻として残ります。サトウキビやキャラメルのニュアンスもあり、明るくバランスの良い香味です。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ブエサコ市サン・ビセンテ集落の生産者
産地 : ナリーニョ県 / ブエサコ市 / サン・ビセンテ
品種 : カトゥーラ、カスティージョ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト