6/21/2016

新入荷豆 : エチオピア『ウォテ・ウォッシング・ステーション』ウォッシュト

当店のシングルオリジン「人気No.1」のコーヒーは、みなさんご存知エチオピア『ウォテ・ウォッシング・ステーション』のナチュラル精製ですが、今回リリースするのは、同じウォテのウォッシュト精製です。
本年度は『コチェレ』、『ゴティティ』に続いて、エチオピア・ウォッシュトとしては第三弾のリリースとなります。

今さら言うまでもなくウォテ・ステーションは、世界最高品質のコーヒーを生み出す「イルガチェフェ」の中でも、トップレベルのコーヒーを生産し続けている精製工場です。

紅茶やジャスミンのような華やかなフレーバーがあり、オレンジのようなクリーンな柑橘の酸に加え、ピーチやさくらんぼのような甘い余韻がいつまでも続きます。

「フルーティーなコーヒー」という表現がよく解らないというかたは、これを飲めば必ずその意味が理解できるはずです。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。

産地 : 南部諸民族州ゲデオゾーン イルガチェフェウォレダ コンガ地区
標高 : 1,900m~2,200m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト













6/18/2016

季節のブレンド『サマー』販売開始

今日の東京都の最高気温は33℃…もうすっかり真夏の暑さですね。
そこで季節のブレンドも、好評をいただいておりました春の「ブリーズ」にかわり、新作の登場です。

『サマー・ブレンド』ハイ・ロースト。

暑い夏でもすっきりホットで飲みたくなるコーヒーです。
シトラス系の明るい酸と甘味。これほどの透明感はなかなか味わうことができないはずです。
ただ酸味だけが際立つ浅煎りのコーヒーとは一線を画する、キャラクター豊富な香味を、ぜひご堪能下さい。

本日より販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。

新入荷豆 : タンザニア『ハサンボAA』

ケニアとエチオピアは、今さら言うまでもなく世界最高峰のコーヒーを生み出していますが、同じ東アフリカのタンザニアも忘れてはならない重要なコーヒー産地です。
この度良質なニュークロップ(15-16)が到着しましたので、いち早くリリース致します。

ハサンボCPU(水洗工場)は、1993年に設立されたMbozi Cooperative Unionから独立後、2010年にCPUを設立し、独自商品の生産に取り組まれています。

上品な飲み口、派手さはありませんが、クリーンで柔らかな酸と甘味も感じます。
東アフリカのコーヒーは個性豊かな果実感のあるものが多いですが、ハサンボ(というよりタンザニア全般)は東アフリカの特徴はやや感じつつも、マイルドで落ち着いた味わいです。

ところで日本では「キリマンジャロ」という曖昧な表現をよく耳にしますが、本来は「タンザニア」と呼ぶべきですね。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用下さいませ。

産地 : ムベヤ州 ムボジ県 Ilembo
標高 : 1,613m
品種 : ブルボン、ケントほか
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト

新入荷豆 : コロンビア・カフェインレス『ナリーニョ・ブエサコ』

コロンビア南部は優れた産地として注目されていますが、当店でも幾度となく取り扱っているナリーニョ産の良質なコーヒーを、カフェインレス加工(※)にて仕上げました。

輸送は産地(コロンビア・ナリーニョ)から、一旦ドイツにてカフェインレス加工を行い、そして日本まですべてリーファーコンテナを使用しています。梱包に 関しても、産地で使用したGP(グレインパック)を、加工地で再び新品のGPに詰め替え、日本まで輸送する徹底ぶりです。

従来のカフェインレス(デカフェ)は風味とコクのないイメージが強いと思いますが、確かにそれらの品質は低く、充分なカップクオリティーがあるものはほとんどない印象です。
今回の入荷豆は、紛れもなく高品質なスペシャルティコーヒーの香味、デカフェの中でも類を見ないすばらしいカップです。

柿のような熟した果実味に、黒糖の甘い余韻、酸とボディがバランスよく調和したコーヒーです。

体質的な理由(アレルギーなど)でカフェインを控えていらっしゃるかた、夜にコーヒーを飲むと(カフェインを摂取すると)眠れなくなってしまうというか た、カフェイン摂取を控えていらっしゃる妊婦のかた等々で、それでも「おいしいコーヒーを飲みたい!」と思っていらっしゃるかたに、自信を持っておすすめ 致します。

本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用下さいませ。

※超臨界CO2によるカフェイン除去

<手順>
1.前処理として、生豆にスチームをあて膨張させる(超臨界CO2に曝露しやすいように)。
2.CO2の温度、圧力をコントロールし、カフェインを融解しやすい条件の超臨界流体状態にする。
3.超臨界流体状態のCO2を前処理した生豆に加え、カフェインを特異的に融解させる。
4.カフェインを融解させた超臨界CO2を回収する。
5.スチームにより上昇した生豆の水分値を元に戻すため、乾燥処理を行いDecaf処理完了。

<特徴>
1.原材料となる生豆以外の物質は、スチームに使用する水と二酸化炭素だけ。
2.カフェイン除去率97%程度を達成しており、ウォータープロセスと同等かそれ以上の精度。
3.カフェインを融解させた超臨界CO2は、温度・圧力を下げ、気体に戻すことで容易にカフェインと分離するため、回収し再利用できる。加えて純度の高い カフェインも容易に回収できる。高純度カフェインは医薬品やエナジードリンクといった需要があり販売できるため、Decaf処理のコストダウンに繋がる。


産地 : ナリーニョ県 ブエサコ市
品種 : ティピカ、カトゥーラ、コロンビア、カスティージョ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト