1/25/2024

ニューリリース : ホンジュラス『ラ・ルス・デ・サンファニーヨ』

今回リリースするサンファニーヨは、コマヤグア県とインティブカ県の県境にある山地にある集落で、インティブカ側に位置します。この地域は標高が高く、非常に質の高いコーヒーを生産できる環境です。
1990年代にコーヒー栽培が始められ、当初はティピカ品種やブルボン品種が植えられ、近年はIH90も導入されています。

以前当店で取り扱ったサンミゲル集落(エル・プエンテ農地やエル・シエロ・デ・セルグァパなど)のエクスポーターが、サンファニーヨ集落においてもチェリー流通からパーチメントまで仕上げ、流通に取り組んだのが本商品の始まりです。地域の生産者20名がこの取り組みに参加しています。

収穫したチェリーを速やかにパルパーで果肉除去し、適切に発酵処理と水洗を行い、ビニールハウス付きのアフリカンベッドでスロードライを施すという基本に忠実な方法で、サンファニーヨ地域の恵まれた環境を映し出す素晴らしいウォッシュト・コーヒーを生み出しました。

柑橘の爽やかな果実味、メイプルのような甘さが口の中に広がり、柔らかく清涼感のある味わいがとても心地良いマイルドなコーヒーです。
優れた栽培環境と丁寧な精製によって作り上げられた華やかな香味を、ぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : サンファニーヨ集落の農家
産地 : インティブカ県 / マサグアラ市 / サンファニーヨ
標高 : 約1,700m~2,000m
品種 : ブルボン、ティピカ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト







1/15/2024

ニューリリース : ブラジル『マカウバ・デ・シーマ農園』

当店の加盟しているLCFと最初にパートナーシップを結んだ、優良農園のコーヒーです。

ミナスジェライス州にあるセラード地域は、ブラジルの中では標高が高く、寒暖差の生じるエリアです。また雨季と乾季がはっきりしており収穫時期に雨が降らない等、コーヒーを生産する上で非常に恵まれた環境といえます。

カカオやナッツのような香ばしさと豊かなコクは、ブラジルのセラードらしい香味と言えますが、この農園の特筆すべき点は、一般的なブラジル・コーヒー特有の重たさや濁りを感じさせないクリーンな飲み口です。

高品質なブラジルのキャラクターをご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : グラウシオ・ジョゼ・デ・カストロ
産地 : ミナスジェライス州 / セハード(セラード)エリア / パトロシーニョ市
標高 : 1,000m
品種 : ブルボン
精製 : ミューシレージを機械的に除去したウォッシュト


















1/06/2024

ニューリリース : エチオピア『ウォルカ W.S. "クレイウォット集落"』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店シングルオリジン「人気No.1」のイルガチェフェ、こちらはその最南東部に位置するゲデブにて生産されました。
イルガチェフェで最高の品質を誇る「ウォルカ・ウォッシング・ステーション」が手がけた、珠玉のナチュラル・コーヒーをご紹介いたします。

そしてうれしいことに、今回も特定の集落のみで厳選された特別ロットです。高品質なチェリーを生産する『クレイウォット集落(※)』で収穫されたものだけを選択し、ウォルカW.S.に持ち込み、精製されました。
イルガチェフェで集落指定ロットが実現したのは非常にレアなことで、より豊かな個性が形成され、他のコーヒーでは決して体験できないほどのレベルに仕上がっています。

○シティ・ロースト
まずプルーンのような熟した甘味が強烈です。独特のイチゴやブルーベリーの濃密な果実感は健在!圧倒的なフレーバーのフルーティーさに、衝撃と感動をもたらしてくれること間違いなしです。芳醇な赤ワインのようなジューシーなアロマが、いつまでも余韻として心地良く残ります。

○フレンチ・ロースト
深煎りでも溢れる果実味は健在です。より熟成されたベリーの香りは、豊かで濃厚なボディ感とクリーンさが見事に調和し、その独特の甘みがいつまでも続いていきます。円熟したフルーティーさを存分に味わっていただけるはずです。
ナチュラル好きのかたは、このコーヒーを見逃すわけにはいきません。

良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。

イルガチェフェは優れたコーヒー産地として有名ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

生産者 : クレイウォット集落の農家
産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / ウォルカ地区 / クレイウォット集落
標高 : 約2,250m
品種 : 在来品種
精製 : アフリカンベッドで乾燥したナチュラル

※クレイウォット集落
2018年12月にLCFがウォルカW.S.を訪問した際に、トレーサビリティをより明確にすべくチェリーを買い付ける範囲を徹底して取材した結果、ウォルカの11Villageとその隣接する4つのKebele(地区)からチェリーが持ち込まれている ことが分かりました。さらにW.S.の従業員にも聞き取りを行い、標高やW.S.との位置関係を確認。最終的に集落を指定したロットの生産を約束してくれました。 その際に選ばれたのが、2019年に当店でも取り扱った「ハロハディ集落」。LCFとしては初めてのエチオピア集落指定商品となりました。 そしてさらに取材を進め、「クレイウォット」「アダメ・マゾリョ」「ウォレインチニチャ」も非常にポテンシャルが高いと判断し、「ハロハディ」とともにこれらの優れた4集落をはじめとするウォルカ周辺の可能性をさらに探っていく予定です。ちなみに「クレイウォット」は、ウォルカW.S.の西側に位置する、非常に標高の高い地域にあります