12/01/2023

ニューリリース : 季節のブレンド『スノー』

当店でリリースする、本年最後のブレンド・コーヒーを創作いたしました。
『スノー・ブレンド』フルシティ・ローストです。

どっしりとした重厚なコクと滑らかな口当たり、そして華やかなフレーバーとワイニーな甘い余韻を存分に味わうことのできる、とても多様性のある香味です。
深煎りなのに、クリーンで苦味が少ないコーヒーに仕上げています。

稀少かつ高品質な豆を贅沢に使用し、心も身体もあたたまる香味作りを追究しました。

本日より販売いたします
なお12月25日までは、恒例のクリスマス・デザイン仕様です。



11/20/2023

ニューリリース : ケニア『カムワンギ・ファクトリー』

世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店はニエリ、エンブ、キアンブ、ムランガと、さまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回リリースするのはトップグレードの優良区域として知られファンも多い、ナイロビの北、ケニア中央州に位置する「キリニャガ」のコーヒーです。

このカムワンギ・ファクトリーは、名産地キリニャガ地区の小農家からなる組合で、設立から約60年もの歴史を誇ります(1964年設立)。1,800名ほどのメンバーが所属、活動している、伝統あるファクトリーです。

○シティ・ロースト
チェリーやベリー系の赤い果実のニュアンス、ブラッドオレンジのような明快な酸と甘味、瑞々しさと鮮やかさかが際立っており、柔らかな触感とクリーンな味わいが印象的です。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。

○フレンチ・ロースト
完熟トマトのアロマ、カシスやブラックベリー等、赤黒い果実のニュアンスを強く感じ、マンゴーのような濃密で粘性のある触感を堪能できます。
フルボディな赤ワインの甘い余韻が心地よく、深煎りにしてもここまで果実味を感じられるのは、まさに優れたケニア・コーヒーのなせる業といえます。

複雑な果実感と濃縮感を備えつつ、クリーンでシルキーな口当たり。その独特の香味の多様性に必ずや魅了されることでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所属農協名 : ニュー・ンガリアマ農協
産地 : 中央州 / キリニャガ県東部 / ギチュグ地区 / ンガリアマ
標高 : 1,460m~1,750m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うケニアの伝統的ウォッシュ ト





11/11/2023

ニューリリース : ルワンダ『マチアゾ W.S. "ムランビ・ヒル"』

ケニア、エチオピア、タンザニア等、世界屈指の優れた生産地として知られる東アフリカ、その内陸地ルワンダの上質なコーヒーが入荷しました。

ルワンダのコーヒー豆栽培は、農園ではなく小農家が基本で、それをウォッシング・ステーションに持ち込み精製される仕組みです。しかしそのステーションでさまざまな地域のチェリーや、さまざまな品質のチェリーが混ぜられてしまうこともあります。
そこでコーヒーを栽培しやすい土壌を有し、かつコーヒー栽培への意識が高い生産者がリーダーシップをとっている一定区域を選抜(今回はヒル=丘単位)、そのチェリーだけを使用し、さらに細分化したロットでお届けします。

柔らかな触感、フローラルな香りが心地良く、チェリーのような甘味があり非常にクリーン。花の蜜を思わせるアフターも印象的です。
ベーシックなブルボンの香味も感じることができます。

「千の丘の国」と形容されるほど、たくさんの丘陵地帯の絶景が広がる、美しい国ルワンダの豊かな味わいをぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ンディヤケ・コシマ氏を中心としたムランビ・ヒルの農家
産地 : 西部州 / ンゴロレロ郡 / マチアゾ・セクター / ムランビ・ヒル
標高 : 1,868m〜2,209m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト








11/03/2023

ニューリリース : コロンビア『タマ・マウンテン』

コロンビアといえば、広い国土にそれぞれの個性を持つコーヒー産地が数多く存在します。
当店ではこれまで南部のナリーニョ、ウイラ、カウカ、トリマ、中部クンディナマルカ等々、さまざまなエリアで生産されたコーヒーを取り扱ってまいりましたが、こちらはベネズエラと国境を接する、北部「ノルテ・デ・サンタンデール」のコーヒーです。

トレード村の小農家で生産され、近くの山の名前をブランドとして冠した『タマ・マウンテン』。トレード地区は歴史あるコーヒーの生産地で、原種であるティピカが多く残っていました。こちらでもそのティピカ種をメイン(55.4%)に栽培が行われています。
当店では開業当初からずっと取り扱っていますので、ご存知のかたも多いのではないでしょうか。

オレンジ系の柑橘の果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が余韻として残ります。厚みのあるしっかりとしたボディがあり、明るくバランスの良い、毎日飲んでも飽きのこない香味です。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : トレード村の農家
産地 : ノルテ・デ・サンタンデール県 / トレード村
標高 : 1,500m~1,800m
品種 : ティピカ、コロンビア、カスティージョ、カトゥーラ、タビ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト







10/27/2023

ニューリリース : コスタリカ『サンフランシスコ1900農地 "カタリーナ"』ビジャサルチ品種

名産地として世界的に有名なタラス、その西部に位置するレオンコルテスの「セロ・ヴェルデ」という優良なマイクロミルで生産されたコーヒーが入荷しました。

ブルボンの突然変異で矮小化した品種「ビジャサルチ」は、標高の高い場所での栽培に適しているという優れた特徴があり、高地ならではの厳しい環境、強風などにも耐える性質を持っています。

ミルを管理しているファジャス・モラ家は、サンフランシスコ1900という農地を所有していて、今回ご紹介する『カタリーナ』はさらにその厳選された区画のひとつです。
もともと牧草地として利用されていたこの農地では、牛が踏み固めて硬くなった土壌を開拓すべく、区画名にもなっているカタリーナという一年草をたくさん植え、成長するたびに刈り取り、土の上に敷くことで土壌を柔らかくしつつ、有機物の蓄積を行い、コーヒーに適した環境を整えました。

そんな地道な努力が結実したこのコーヒーは、厚みのあるボディと素晴らしく滑らかな触感が特徴的。しっかりとした飲みごたえを備えつつ、毎日飲んでも飽きのこない心地よさを演出してくれます。

まずアロマの段階からジューシーな香りが広がり、柑橘に加えアセロラやピーチのような華やかな果実味、質感はしっかりあり柔らかな粘性を持っています。
上品で非常にクリーンなカップクオリティーです。
心地よく続く甘い余韻を、ぜひぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

マイクロミル : セロ・ヴェルデ
農地 : サンフランシスコ1900
区画 : カタリーナ
所有 : ファジャス・モラ家
産地 : サン・ホセ州 / レオンコルテス市 / サンフランシスコ
標高 : 1,860m~1,960m
品種 : ビジャサルチ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト






 

10/19/2023

ニューリリース : エチオピア『ハバシトゥリチャ W.S. "ハバシラサ"』ウォッシュト

当店でも大人気のエチオピア・イルガチェフェ、こちらはウォッシュト精製のリリースです。
今回はグジのウラガ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つニュークロップをお届けします。

グジゾーンはイルガチェフェのあるゲデオゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ウラガやハンベラは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。

こちらのウォッシュトも、『ハバシラサ』というこの周辺で最も高品質で最も標高の高い、特定のエリアのみで厳選された限定ロットを入手することができました。昨年ナチュラル精製のロットを扱いましたので、ご存知のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

熟度の高い良質なチェリーを栽培する『ハバシラサ』で収穫されたものだけを選択し、そのチェリーを「ハバシトゥリチャ・ウォッシング・ステーション(W.S.)」に持ち込み、精製されました。
当店では当たり前のように集落限定のコーヒーをお届けしておりますが、じつはエチオピアでこのエリア指定ロットというのは非常にレアなことで、一層チェリーが均一化され、より豊かなキャラクターを持つコーヒーを作り出すことができるのです。

フローラルな香り、白桃や洋梨のような熟した果実のフレーバー、さくらんぼのような甘い余韻が長く続きます。
華やかで鮮やか、フルーティーでクリーンな味わいが際立つコーヒーですが、厚みのある質感も特徴的で、その複雑で多様性のある香味に魅了されることでしょう。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ハバシラサの農家
産地 : オロミア州 / グジ・ゾーン / ウラガ・ウォレダ / ハバシトゥリチャ・ケベレ / ハバシラサ地区
標高 : 1,900m〜2,100m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を用いたウォッシュト


10/12/2023

ニューリリース : グァテマラ『ラ・トラベシア農園』

優良産地で有名なアンティグアの中でも、特に恵まれた自然環境や優れた生産技術を誇る、我々が最も信頼を寄せるLCFの代表的なパートナーシップ農園『サンタカタリーナ』の隣に位置し、同農園主であるペドロ・エチェベリア・ファジャ氏が運営する(所有はその伯父フアン・ホセ・ファジャ氏)『ラ・トラベシア農園』のニュークロップが入荷しました。

近年サビ病などの影響により強い品種に植え替える農園が増加している中、ラ・トラベシアは変わらずブルボンを栽培し続けている貴重な農園といえます。

柑橘系の優しい果実味、ヘーゼルナッツのアロマ、硬質なボディ感があります。
ブルボン種の長所といえるバランスの良さが活かされた、毎日飲んでも飽きないマイルドなコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : フアン・ホセ・ファジャ
農園運営 : ペドロ・エチェベリア・ファジャ
産地 : サカテペケス県 / アンティグア地域 / サンミゲルドゥエニャス / アカテナンゴ火山 東側斜面
標高 : 1,610m~2,000m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュ ト