9/25/2023

ニューリリース : エチオピア『ハンベラ "ゴロ・ベデッサ"』ナチュラル

当店のシングルオリジン「人気No.1」のエチオピア・ナチュラルを、深煎りでもお愉しみいただけます。
今回リリースするのは、グジのハンベラ・ワメナ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つコーヒーです。

グジゾーンはイルガチェフェのあるゲデオゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ハンベラやウラガは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。
今回リリースする『ゴロ・ベデッサ』も、スパイシーでフローラル、そして洋酒のようなフレーバー溢れる最高のナチュラル・コーヒーに仕上がりました。

シティでイチゴやブルーベリーのような圧倒的なジューシーさを感じさせるこのコーヒーは、フレンチでもそれらの溢れる果実味をたっぷり堪能できます。
より熟成されたベリーの香りは、豊かで濃厚なボディ感とクリーンさが見事に調和し、その独特の甘みがいつまでも続いていきます。

まるでブルゴーニュ産赤ワインのような、円熟したフルーティーさを存分に味わっていただけるはずです。
ナチュラル好きのかたは、このコーヒーを見逃すわけにはいきません。

本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。

所有 : メクリア・メルガ
生産者 : ゴロ・ベデッサ周辺の農家
産地 : オロミア州 / グジ・ゾーン / ハンベラ・ワメナ ウォレダ / ゴロ・ベデッサ地区
標高 : 2,400m
品種 : 在来品種
精製 : ベッド乾燥ナチュラル





9/17/2023

ニューリリース : ケニア『カイナムイ・ファクトリー』

世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店はニエリ、エンブ、キアンブ、ムランガ等、さまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回リリースするのはトップグレードの優良区域として知られファンも多い、ナイロビの北、ケニア中央州に位置する「キリニャガ」のコーヒーです。

このカイナムイ・ファクトリーは、名産地キリニャガ地区の小農家からなる組合で、設立から55年もの歴史を誇ります。当店でも毎年のように取り扱っておりますのでので、ご存知のかたも多くいらっしゃるでしょう。

○シティ・ロースト
チェリーやベリー系の赤い果実のニュアンス、ブラッドオレンジのような明快な酸と甘味、瑞々しさと鮮やかさかが際立っており、柔らかな触感とクリーンな味わいが印象的です。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。

○フレンチ・ロースト
完熟トマトのアロマ、カシスやブラックベリー等、赤黒い果実のニュアンスを強く感じ、マンゴーのような濃密で粘性のある触感を堪能できます。
フルボディな赤ワインの甘い余韻が心地よく、深煎りにしてもここまで果実味を感じられるのは、まさに優れたケニア・コーヒーのなせる業といえます。

複雑な果実感と濃縮感を備えつつ、クリーンでシルキーな口当たり。その独特の香味の多様性に必ずや魅了されることでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所属農協名 : ニュー・ンガリアマ農協
産地 : 中央州 / キリニャガ県東部 / ギチュグ地区 / ンガリアマ
標高 : 1,460m~1,750m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うケニアの伝統的ウォッシュト











9/09/2023

ニューリリース : エチオピア『ウォルカ W.S. "アダメ・マゾリョ集落"』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店シングルオリジン「人気No.1」のイルガチェフェ、こちらはその最南東部に位置するゲデブにて生産されました。ゲデブ地区はイルガチェフェの中でも特に標高が高く、コーヒー栽培の環境的にも好条件なエリアです。
そのゲデブで最高の品質を誇る「ウォルカ・ウォッシング・ステーション」が手がけた、珠玉のナチュラル・コーヒーをご紹介いたします。

そしてうれしいことに、今回も特定の集落のみで厳選された特別ロットです。高品質なチェリーを生産する『アダメ・マゾリョ集落(※)』で収穫されたものだけを選択し、ウォルカW.S.に持ち込み、精製されました。
イルガチェフェで集落指定ロットが実現したのは非常にレアなことで、より豊かな個性が形成され、他のコーヒーでは決して体験できないほどのレベルに仕上がっています。

○シティ・ロースト
まずプルーンのような熟した甘味が強烈です。独特のイチゴやブルーベリーの濃密な果実感は健在!圧倒的なフレーバーのフルーティーさに、衝撃と感動をもたらしてくれること間違いなしです。芳醇な赤ワインのようなジューシーなアロマが、いつまでも余韻として心地良く残ります。

○フレンチ・ロースト
深煎りでも溢れる果実味は健在です。より熟成されたベリーの香りは、豊かで濃厚なボディ感とクリーンさが見事に調和し、その独特の甘みがいつまでも続いていきます。円熟したフルーティーさを存分に味わっていただけるはずです。
ナチュラル好きのかたは、このコーヒーを見逃すわけにはいきません。

良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。

イルガチェフェは優れたコーヒー産地として有名ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

生産者 : アダメ・マゾリョ集落の農家
産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / ウォルカ地区 / アダメ・マゾリョ集落
標高 : 約2,250m
品種 : 在来品種
精製 : アフリカンベッドで乾燥したナチュラル

アダメ・マゾリョ集落
2018年12月にLCFがウォルカW.S.を訪問した際に、トレーサビリティをより明確にすべくチェリーを買い付ける範囲を徹底して取材した結果、ウォルカの11Villageとその隣接する4つのKebele(地区)からチェリーが持ち込まれている ことが分かりました。さらにW.S.の従業員にも聞き取りを行い、標高やW.S.との位置関係を確認。最終的に集落を指定したロットの生産を約束してくれました。 その際に選ばれたのが、2019年に当店でも取り扱った「ハロハディ集落」。LCFとしては初めてのエチオピア集落指定商品となりました。 そして一昨年さらに取材を進め、「クレイウォット」「アダメ・マゾリョ」「ウレインチニーチャ」も非常にポテンシャルが高いと判断し、「ハロハディ」とともにこれらの優れた4集落をはじめとするウォルカ周辺の可能性をさらに探っていく予定です。ちなみに「アダメ・マゾリョ」は、ウォルカW.S.の北側に位置する、周辺の集落で最も標高の高い地域にあります






 

9/01/2023

ニューリリース : 季節のブレンド『ビストロ』

好評をいただいておりました夏のブレンド「サニー」にかわる、季節のブレンドの登場です。

『ビストロ・ブレンド』フルシティ・ロースト。

ディナーのあとに飲みたくなるコーヒーをイメージして作りました。
華やかな香りに豊かなコク、ボルドー産の赤ワインを連想させる芳醇なアロマが、余韻として心地良く残ります。

まさに食欲の秋にピッタリの、旬の良質な豆をたっぷりと使用したとても贅沢な味わいです。

本日より販売いたします

8/25/2023

ニューリリース : ペルー『サン・フェリペ』

コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。
しかしペルー北部はコロンビア南部と近く、緯度など地理的状況も似ているため、コーヒーの理想的な栽培環境として期待が高まります。

今回リリースする『サン・フェリペ』は、農地の標高がなんと2,500mまで広がる突出した環境を持ち、ティピカやブルボンといった伝統品種が残されている、大変優れた生産者グループのコーヒーです。
当店で幾度となく取り扱っているモデル農園(※)『フェスパ』のウィルダー・ガルシア氏が、技術指導等新たに関わり始めた生産者を複数視察した中でも、群を抜いてポテンシャルの高さを感じたといいます。

アセロラやブラッドオレンジの華やかな果実味、滑らかな質感に濃厚なキャラメルのような甘味が印象的な、心地よい余韻が続くバランスのとれたマイルドな味わいです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : サン・フェリペ地区8生産者のグループ
産地 : カハマルカ県 / ハエン郡 / サン・フェリペ地区
標高 : 2,000m〜2,300mが主体(農地は2,500m付近まで)
品種 : カトゥーラ、ブルボン、ティピカ、カトゥアイ
精製 : ウォッシュト

※モデル農園
高齢の生産者は木を切らないという慣習を持っていたり、セミナーや指導だけでは実践に踏み切る農家が少ないため、推奨農法を実施している農園を指定。剪定や施肥、どういった樹間で植えるかシェードコントロール、収穫から乾燥をどのように行うかなど、実際に見て結果を確認してもらうことで、農家が納得し実施できることを目的としています。実際ウィルダー・ガルシア氏は剪定やカットバックを行い、まずは1haを試験的に実施し、効果を確認できると農園全体に対し行うことを実現しました。現在ガルシア氏は200農家を担当していますが、知識と実績を兼ね備えていることで、若いながらも高い評価と信頼を得ています









8/18/2023

ニューリリース : コロンビア『エル・ローブレ農園』ティピカ種

当店の加盟しているLCFの代表的なパートナーシップ農園、コロンビア北部サンタンデールのニュークロップです。
これまで南部のナリーニョ、ウイラ、カウカ、トリマ、中部クンディナマルカ等々、さまざまなエリアで生産されたコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回は北東部に位置する『エル・ローブレ農園』の稀少なティピカ種をご紹介いたします。

昼間は30度前後、夜間は10度以下という、非常に寒暖差の激しい環境下で生産されることにより、濃厚で甘いチェリーを形成することができます。
またこの農園は、栽培においてJASやUSDAの有機認証を取得しているのも特徴のひとつで、品質管理の真剣さが伝わってきます。

クリーンで滑らかな質感、オレンジやカシスの果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が心地良い余韻として残ります。黒糖やキャラメルのニュアンスもあり、明るくバランスの良い香味です。

アラビカ種の中でも、ティピカは最も原種に近く最も古い品種のひとつです。しかし生産性が低い上、品種改良の対象となってしまったり、他の品種と混在して流通することも多く、減少の一途をたどる現状と言えます。
先述の通りティピカはコーヒーの原点のひとつとも言えますので、基準の香味を理解することが味覚を磨いていくための大切な要素です。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : オズワルド・アセベド
産地 : サンタンデル県 / ロス・サントス近郊 / メサ・デ・ロス・サントス
標高 : 1,650m
品種 : ティピカ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト






8/11/2023

ニューリリース : ブラジル『セルカ・デ・ペドラ・サン・ベネディート農園』

当店では2年ぶりの取り扱いとなる、ブラジルのコーヒーが入荷しました。

この農園のあるピアタン地域は、ペルー南部と同じくらいの緯度に位置しています。そのため優れたピアタン産のコーヒーは、いわゆるブラジル特有の香味だけではなく、コロンビア南部などのニュアンスも感じられる異質な風味を備えています。

農園主のシルビオ・レイテ氏は、コーヒーの輸出業を営む傍ら、BSCA(ブラジルスペシャルティコーヒー協会)の会長、国内・国際コンテンストのヘッドジャッジを歴任するなど、長年にわたりブラジルのスペシャルティコーヒー業界の発展に尽力してきたかたです。さらに生産者として、大学や研究機関から農業や微生物による発酵等に関する専門家を農園に招き入れるなどし、知見と実践を積み重ねることで同地区の生産者の模範となり、手に入れたノウハウを彼らと共有することで、地区全体の生産レベルの向上に貢献しています。

カカオやナッツのような香ばしさと芳醇なお茶の香り。クリーミーで滑らかな舌触りに、豊かなコクを感じます。
バランスが良く、優しくマイルドな飲み心地のコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : シルビオ・レイテ
産地 : バイーア州 / シャパダ・ディアマンティーナ / ピアタン地区
標高 : 1,280m
品種 : カトゥアイ
精製 : パルプトナチュラル