5/26/2023

ニューリリース : エチオピア『ハバシトゥリチャ W.S. "ハバシラサ"』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、当店シングルオリジン「人気No.1」のエチオピア、今回はグジのハンベラ・ワメナ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つニュークロップをお届けします。

グジ・ゾーンはイルガチェフェのあるゲデオ・ゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ハンベラやウラガは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。
約1年ぶりのリリースとなる本商品も、スパイシーでフローラル、そして洋酒のようなフレーバー溢れる最高のナチュラル・コーヒーに仕上がりました。

熟度の高い良質なチェリーを栽培する『ハバシラサ』で収穫されたものだけを選択し、そのチェリーを「ハバシトゥリチャ・ウォッシング・ステーション(W.S.)」に持ち込み、精製されました。
当店では当たり前のように集落限定のコーヒーをお届けしておりますが、じつはエチオピアでこのエリア指定ロットというのは非常にレアなことで、一層チェリーが均一化され、より豊かなキャラクターを持つコーヒーを作り出すことができるのです。

イチゴやブルーベリーの濃密な果実味に加え、レーズンのような熟した甘味を感じます。芳醇な赤ワインを思わせる確かな質感とボディがあり、その心地よいジューシーなアロマが、最後まで長く続いていきます。
良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。
「こんなコーヒー飲んだことがない」と驚かれること必至です。

エチオピアのスペシャルティコーヒーといえば、フルーティーで個性的な香味が印象的ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピアG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ハバシラサの農家
産地 : オロミア州 / グジ・ゾーン / ハンベラ・ワメナ・ウォレダ / ハバシトゥリチャ・ケベレ / ハバシラサ地区
標高 : 1,900m〜2,100m
品種 : 在来品種
精製 : ベッド乾燥ナチュラル


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5/19/2023

ニューリリース : タンザニア『ブラックバーン農園』

LCFの代表的なパートナーシップ農園でもあり、大人気の優良農園として知られている『ブラックバーン』。
数多くの受賞歴もあり、タンザニアでは最良の農園ではないでしょうか。

この農園は、オルディアニ山の西側斜面、標高1,900m前後の土地に広がっています。火山灰質の土壌に恵まれ、昼夜の寒暖差が非常に大きいことから、鮮やかな果実味と豊かなボディが産み出されます。

みかんのような柑橘の華やかで甘いフレーバー、完熟トマトのアロマ。力強いコクを感じ、果実味とボディの調和も絶妙。とても飲みごたえのある味わいです。
隣国ケニア・コーヒーの風味にも共通した特徴があり、歴代のブラックバーンの中でも出色の仕上がりとなっております(※)

タンザニアは農園主が変わることも多いのですが、農園主のミハエル・ゲルケン氏はこの大自然を好み、タンザニアに住み続けて農園を管理されています。オーナーが積極的に先頭に立って現地で農園管理を行うことで、細かな状況の変化にも迅速に対応できるのでしょう。

ところで日本では「キリマンジャロ」という曖昧な表現をよく耳にしますが、本来は「タンザニア」と呼ぶべきです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : ミハエル・ゲルケン
産地 : アルーシャ州 / カラツ県 / オルディアニ地区
標高 : 1,760m~1,950m
品種 : ニアサ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト(水の使用を抑えるため機械を併用)

※ブラックバーンの栽培品種について
ブラックバーン農園では、今回のニアサに加え、ブルボン、ケント、KP423、TC10など、さまざまな品種が栽培されています。
かつて当店で販売していた品種はブルボンとケント。このイメージが残っているかたの多くは、「ブラックバーン=個性控えめ(マイルド)」という香味の認識をお持ちではないでしょうか。
当店では、2021年よりニアサのリリースを開始いたしました。ニアサを扱うようになってから、ブラックバーンは以前とは異次元の豊富なキャラクターを備えるコーヒーになったと感じています。華やかで濃縮感もあり、ケニアの香味を彷彿とさせます。










5/18/2023

水出しアイスコーヒーバッグ

驚くほど簡単でおいしく飲める、水出しアイスコーヒーです(1袋につき、たっぷり5〜6杯分お飲みいただけます)。急激に暑くなってまいりましたので、今年も始めました。

ポットやサーバーなどに、コーヒーバッグ1袋(60g)と水800ccを入れ、12時間以上経ったら出来上がり!
(※上記は目安ですので、水量と抽出時間でお好みの味に調整してください。)
焙煎当日に発送いたしますので、鮮度も非常に良いです。

出来たてもすっきりおいしい仕上がりですが、そのままコーヒーバッグを2〜3日漬け込むと、リキュールのような芳醇さと粘性を愉しむことができます。
抽出後は、冷蔵庫で約1週間保存可能です。

水出しアイスコーヒーは、ゆっくり時間をかけてコーヒーのエキスを抽出するので、独特の味わいに仕上がります。
ドリップで急冷するアイスコーヒーとは異なる、口当たり滑らかで濃厚な香味を、ぜひご堪能ください。

また、大切なご友人等への贈り物や、お客様へのご挨拶などにご活用いただけるよう、お求めやすいギフトセットもご用意いたしました。

本日より各種販売いたします

なお、この水出しアイスコーヒーバッグは作り置きをしておりませんので(店頭ですぐにお渡しができないため)、基本的にはオンラインショップ限定の販売となります。
もし店頭でのお引き取りをご希望される場合は、こちらよりお問い合わせください。

以下3種のコーヒーをご用意しております。
ビター・スウィート・ブレンド(フレンチ・ロースト)
エチオピア『ウォテ W.S. 2300』ナチュラル(フレンチ・ロースト)
インドネシア『リントン・マンデリン "オナンガンジャン"』(フレンチ・ロースト)




5/11/2023

ニューリリース : エチオピア『シダマ "ファロ"』ウォッシュト

独特のフルーティーなフレーバーで多くのファンを魅了する、当店でも大人気のエチオピア・コーヒー。こちらはウォッシュト精製です。
前回販売したのはグジ(ハンベラ)のコーヒーでしたが、この度リリースする『ファロ』は、イルガチェフェから北東約90㎞に位置する「シダマ」で生産されたクロップです。

コーヒーの故郷、アラビカ種発祥の地であり、多くの在来品種が自生しているエチオピアは、ジューシーで個性的な香味により非常に人気の高い産地です。中でもイルガチェフェは世界的にも有名な生産エリアですが、それ以外にも優れた生豆がもっと多様に存在すると考えています。
当店では以前よりイルガチェフェのほかに、グジ、ジンマ、ハラー等の高品質なコーヒーを生産するエリアを取り上げてきましたが、初の取り扱いとなる今回のシダマも、近年のコーヒー品評会で上位入賞を果たしている、非常に高いポテンシャルを持つエリアです。

まずアロマを嗅いだだけで、一瞬でフルーティーな華やかさを感じ取ることができます。
柚子やマスカットのような甘味、柔らかく滑らかな口当たり、ウォッシュト精製ではあまり感じることのできない赤い果実のニュアンスも特徴のひとつです。

幅広く多くのかたに愛されるであろう、優れたキャラクターと飲み心地の良さを兼ね備えたコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ファロ周辺の農家
産地 : シダマ州 / デール・ゾーン / ウェンショ・ウォレダ / ファロ地区
標高 : 1,750m~2,000m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュトト




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5/04/2023

ニューリリース : コロンビア『ナリーニョ・ブエサコ "アルト・ナランハ"』

太平洋と赤道に沿ったコロンビア南西部に位置する、広大な国土の中でも最高の産地として知られる「ナリーニョ」の、ブエサコ市指定地域の小農家によって生産されたコーヒーです。

ほぼ赤道直下(北緯1度)にあるナリーニョは、日照時間が長く、高地での栽培が可能です。
ブエサコ市はナリーニョ東部ドニャファナ火山麓に位置し、この地域はコロンビア南部特有の傾斜の厳しい山岳地帯で、寒暖差の激しい環境で栽培されるため、実が引き締まり、豊かな香味とボディが形成されます。

○シティ・ロースト
クリーンで滑らかな質感、オレンジやカシスの果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が心地良い余韻として残ります。サトウキビやキャラメルのニュアンスもあり、明るくバランスの良い香味です。

○フレンチ・ロースト
キャラメルのような甘味に、柔らかな質感と濃厚なボディがあり、バランスの良い優れたカップテイストです。決して派手さはありませんが、マイルドで口当たりのよいコーヒーの代表格と言えます。

ソフトでクリーン、ローストポイントの幅広さも魅力のひとつで、改めてブエサコ指定ロットの奥深さと多様性を実感します。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

生産者 : ブエサコ市アルト・ナランハ集落の生産者
産地 : ナリーニョ県 / ブエサコ市 / アルト・ナランハ
品種 : カトゥーラ、カスティージョ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト