さてまことに勝手ながら、10月7日(月)は都合により臨時休業とさせていただきます。
ご不便おかけしまして大変恐縮ですが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
当店でも大人気のエチオピア、こちらはウォッシュト精製のリリースです。
今回は先行販売しているナチュラル精製に続き、グジのハンベラ・ワメナ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つニュークロップをお届けします。
グジゾーンはイルガチェフェのあるゲデオゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ハンベラやウラガは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。
今回リリースする『ゴロ・ベデッサ』も、スパイシーでフローラル、そして洋酒のようなフレーバー溢れる最高のナチュラル・コーヒーに仕上がりました。
ステーション(精製所)のオーナーであるメクリア・メルガ氏は、当店でも何度も取り扱っているイルガチェフェ『ウォテ』、ハンベラ『ベンチ・ネンカ』、ゲデブ『ゴティティ』などのW.S.を設立し、さらには輸出業者をも立ち上げた、農家やチェリーの集売業者からの信頼も厚い生産者の一人です。
フローラルな香り、柚子やマスカットのような甘味、柔らかく滑らかな口当たり、ウォッシュト精製ではあまり感じることのできない赤い果実のニュアンスもあり、その心地良い余韻を満喫できます。
華やかで鮮やか、フルーティーでクリーンな味わいが際立つコーヒーですが、厚みのある質感も特徴的で、その複雑で多様性のある香味に魅了されることでしょう。
本日よりハイ・ローストにて販売いたします。
精製所 : ゴロ・ベデッサ・ドライング・ステーション
所有 : メクリア・メルガ
生産者 : ゴロ・ベデッサ周辺の農家
産地 : オロミア州 / グジ ゾーン / ハンベラ・ワメナ ウォレダ / ゴロ・ベデッサ ケベレ
標高 : 2,400m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
コロンビアといえば、広い国土にそれぞれの個性を持つコーヒー産地が数多く存在します。
当店ではこれまで南部のナリーニョ、ウイラ、カウカ、トリマ、中部クンディナマルカ等々、さまざまなエリアで生産されたコーヒーを取り扱ってまいりましたが、こちらはベネズエラと国境を接する、北部「ノルテ・デ・サンタンデール」のコーヒーです。
トレード村の小農家で生産され、近くの山の名前をブランドとして冠した『タマ・マウンテン』。トレード地区は歴史あるコーヒーの生産地で、原種であるティピカが多く残っていました。こちらでもそのティピカ種をメイン(55.4%)に栽培が行われています。
当店では開業当初からずっと取り扱っていますので、ご存知のかたも多いのではないでしょうか。
オレンジ系の柑橘の果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が余韻として残ります。厚みのあるしっかりとしたボディがあり、明るくバランスの良い、毎日飲んでも飽きのこない香味です。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : トレード村の農家
産地 : ノルテ・デ・サンタンデール県 / トレード村
標高 : 1,500m~1,800m
品種 : ティピカ、コロンビア、カスティージョ、カトゥーラ、タビ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
高品質なマンデリンを生産するスマトラ北部、中でもトバ湖のすぐ南に位置する「リントンニフタ」、その西に位置する「ドロクサングル」、さらにその南にある「オナンガンジャン」の3地域は、非常に良質な栽培地として有名です。
本商品はオナンガンジャンで生産された、稀少なクラシック・スマトラ(※)のコーヒーです。待望のニュークロップ(23-24)が入荷しました。
このマンデリン『オナンガンジャン』は、現地でもわずか1%未満しか生息していない、ティピカ系在来品種だけを厳選した単一ロットです。
一般的に流通しているマンデリンのような重く濁った苦味はなく、フローラルな甘い余韻が持続します。また他のスペシャルティ・マンデリンとは明らかに異なるクリーンさが際立っています。
まるで深い森林にいるような独特の香り、ハーブのアロマとトロピカルフルーツの甘味、滑らかでクリーミーな食感、バターを浮かべたような濃厚なコク。
スマトラ式という特殊な精製特有の良さも活かされた、極上のカップ品質といえましょう。
そのエキゾチックで複雑な香味は、決してほかでは味わうことのできないすばらしいキャラクターを備えたコーヒーです。
本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。
産地 : 北スマトラ州 / フンムバン・ハスンドゥタン県 / オナンガンジャン
標高 : 1,400m
品種 : クラシック・スマトラ(オナンガンジャン)
精製 : スマトラ式
※クラシック・スマトラ
:
1876年スマトラにおいてもサビ病が発生し壊滅的被害をもたらしたこと、その余波としてロブスタやハイブリッド品種への植え替えが進んだことで、当時スマトラで栽培されていたティピカ種は失われたと考えられていました。しかし後にスマトラ島の奥地であるトバ湖周辺において、当時栽培されていたティピカ系在来品種の生き残りが再発見されました。現地では発見地により、バーゲンダル、シディカラン、ガロンガンと呼ばれています。
まだまだ暑い日が続きそうですが、好評をいただいておりました夏のブレンド「サニー」にかわる、季節のブレンドの登場です。
『ビストロ・ブレンド』フルシティ・ロースト。
ディナーのあとに飲みたくなるコーヒーをイメージして作りました。
華やかな香りに豊かなコク、ボルドー産の赤ワインを連想させる芳醇なアロマが、余韻として心地良く残ります。
まさに食欲の秋にピッタリの、旬の良質な豆をたっぷりと使用したとても贅沢な味わいです。
本日より販売いたします。