エチオピアと並び当店人気No.1で一番のおすすめ、世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店はエンブ、キリニャガ、キアンブ、ムランガとさまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回首都ナイロビから北に約120キロ、国内最高峰の標高(5,199m)を誇るケニア山の南西に位置するニエリのクロップをリリースします。
『ギチャサイニ・ファクトリー』は、肥沃な土壌、十分な標高と寒暖差など、恵まれた栽培環境で世界的にも有名な優良産地ニエリの中でも、非常に高い品質を供給するファクトリーです。
○シティ・ロースト
まず豆を挽いた時に広がる完熟トマトのフレグランス、口に含んだ瞬間感じるラズベリーの甘味、グレープフルーツのようなジューシーさ、そしてコク豊かなマンゴーのような滑らかな舌触りと余韻が印象的な、とても贅沢な味わいです。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。
○フレンチ・ロースト
カシスのような鮮やかなフレーバー、アプリコットの濃厚な甘味、非常に力強く厚みのあるボディ感。冷めてくるとボルドー産の赤ワインを連想させる華やかな余韻を堪能することができます。
多様性のある贅沢な香味と質感は唯一無二、まさにケニアの深煎りならではの満足感のある飲みごたえです。
複雑な香味と濃縮感を備えつつ、これほどまでクリーンでシルキーな口当たりが際立っている上品な味わいのコーヒーには、なかなか出会えないでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。
本日よりシティ・ローストとフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。
所属農協名 : ギカンダ農協
産地 : 中央州 / ニエリ県 / マシラ西地区
標高 : 1,600m~1,900m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュ
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10/26/2024
ニューリリース : ケニア『ギチャサイニ・ファクトリー』
10/18/2024
ニューリリース : ホンジュラス『エル・シエロ・デ・セルグァパ』
寒暖差のある環境により実が締まり、精製設備にも力を入れ、高品質な香味を実現しています。
こちらで栽培された品種は、ブルボンと在来種のティピカです。サビ病の打撃後、急速に植え替えが進んだハイブリット品種、IH90やレンピラなどが大勢を占めるホンジュラスでは稀有な存在といえましょう。
とても明るく鮮やかな味わいが印象的です。
柑橘の爽やかな果実味、メイプルのような甘さが口の中に広がり、柔らかく清涼感のある味わいがとても心地良いマイルドなコーヒーです。
優れた栽培環境と丁寧な精製によって作り上げられた華やかな香味を、ぜひご堪能ください。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : サンミゲル集落の農家
産地 : コマヤグア県 / コマヤグア市 / セルグァパ地区 / サンミゲル集落
標高 : 1,600m~2,000m
品種 : ブルボン、ティピカ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
10/11/2024
ニューリリース : ブラジル『マカウバ・デ・シーマ農園』
当店の加盟しているLCFと最初にパートナーシップを結んだ、優良農園のコーヒーです。
ミナスジェライス州にあるセラード地域は、ブラジルの中では標高が高く、寒暖差の生じるエリアです。また雨季と乾季がはっきりしており収穫時期に雨が降らない等、コーヒーを生産する上で非常に恵まれた環境といえます。
カカオやナッツのような香ばしさと豊かなコクは、ブラジルのセラードらしい香味と言えますが、この農園の特筆すべき点は、一般的なブラジル・コーヒー特有の重たさや濁りを感じさせない飲み口です。
高品質なブラジルのキャラクターをご堪能ください。
本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。
所有 : グラウシオ・ジョゼ・デ・カストロ
産地 : ミナスジェライス州 / セハード(セラード)エリア / パトロシーニョ市
標高 : 1,000m
品種 : ブルボン
精製 : ミューシレージを機械的に除去したウォッシュト
10/04/2024
ニューリリース : ペルー『フェスパ農園』ティピカ種
コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。
そんな中『フェスパ農園』は、ペルーの農園などでよく見られるさび病の被害などとは無縁の、非常に標高が高く、急斜面ながらキレイに区画整理された、すばらしいカップを実現した農園です。
飲み口は爽やか、ソフトな質感でバランスが良いですが、柑橘の程よい果実味が残り、心地良い口当たり(粘性)を感じつつ、最後まで濁りのない清涼感を味わうことができます。まさに良質なティピカらしいクリーンさと言えるでしょう。
アラビカ種の中でも、ティピカは最も原種に近く最も古い品種のひとつです。しかし生産性が低い上、品種改良の対象となってしまったり、他の品種と混在して流通することも多く、減少の一途をたどる現状と言えます。
先述の通りティピカはコーヒーの原点のひとつとも言えますので、基準の香味を理解することが味覚を磨いていくための大切な要素です。
1960年に設立されたフェスパ農園、3代目にあたるウィルダー・ガルシア氏は、自らの希望で18歳の時にエクスポーター主催の農園指導員研修に応募し、農園管理について学びました。
実家の農園でその内容を実践し、生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現したため、現在では農園指導員の一人として活躍するとともに、フェスパをモデル農園(※)として開放し、他の生産者が直接訪問し学べる場所としています。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : ウィルダー・ガルシア
産地 : カハマルカ県 ハエン郡 ウワバル地区 ウアコ
標高 : 1,700m~2,000m
品種 : ティピカ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
※モデル農園
高齢の生産者は木を切らないという慣習を持っていたり、セミナーや指導だけでは実践に踏み切る農家が少ないため、推奨農法を実施している農園を指定。剪定や施肥、どういった樹間で植えるかシェードコントロール、収穫から乾燥をどのように行うかなど、実際に見て結果を確認してもらうことで、農家が納得し実施できることを目的としています。実際Wilder
Garcia氏は剪定やカットバックを行い、生産性の改善を行おうと父親のOracio氏に相談しましたが反対…。話し合いの末1haを試験的に実施し、効果を確認できると農園全体に対し行うことを実現しました。現在Wilder氏は200農家を担当していますが、知識と実績を兼ね備えていることで、若いながらも高い評価と信頼を得ています。