11/15/2022

ニューリリース : インドネシア『リントン・マンデリン "カルドン農園"』

高品質なマンデリンを生産するリントン地区のオナンガンジャンで生産された、稀少なクラシック・スマトラ(※)のコーヒーです。

現地でもわずか1%未満しか生息していない、ティピカ系在来品種だけを厳選した単一ロット、それがマンデリン「オナンガンジャン」です。
今回はさらに、単一品種の単一生産者による「厳選ロット」。オナンガンジャンの立役者でもあるカルドン・ナインゴラン氏が自らの農地を開拓し、理想のコーヒーづくりを実現したのが、この『カルドン農園』です。
さまざまな品種や生産者のコーヒー豆が混在していることが一般的な産地であるスマトラ島では、この厳選ロットは異例で、まさに超稀少なマンデリンと言えるのではないでしょうか。

一般的に流通しているマンデリンのような重く濁った苦味はなく、フローラルな甘い余韻が持続します。また他のスペシャルティ・マンデリンとは明らかに異なるクリーンさが際立っています。
まるで深い森林にいるような独特の香り、ハーブのアロマとトロピカルフルーツの甘味、滑らかでクリーミーな食感、バターを浮かべたような濃厚なコク。

スマトラ式という特殊な精製特有の良さも活かされた、極上のカップ品質といえましょう。
そのエキゾチックで複雑な香味は、決してほかでは味わうことのできないすばらしいキャラクターを備えたコーヒーです。

本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。

産地 : 北スマトラ州 / フンムバン・ハスンドゥタン県 / オナンガンジャン
標高 : 1,400m
品種 : オナンガンジャン(ティピカ系在来品種、クラシック・スマトラ)
精製 : スマトラ式

※クラシック・スマトラ : 1876年スマトラにおいてもサビ病が発生し壊滅的被害をもたらしたこと、その余波としてロブスタやハイブリッド品種への植え替えが進んだことで、当時スマトラで栽培されていたティピカ種は失われたと考えられていました。しかし後にスマトラ島の奥地であるトバ湖周辺において、当時栽培されていたティピカ系在来品種の生き残りが再発見されました。現地では発見地により、バーゲンダル、シディカラン、ガロンガンと呼ばれています。