タンザニアと言えば、LCFの代表的なパートナーシップ農園でもあり、当店ではすっかりお馴染みのブラックバーンが人気ですが、異なる香味の傾向で素晴らしい品質のコーヒーを生産する『ハイツ農園』も、濃縮感とコクの強さはブラックバーンを凌ぐほど良質です。
こちらもブラックバーン農園と同じカラツ県に属する農園で、その北東20kmほどの場所に位置しています。
カラツ県は深い火山灰質土壌に恵まれており、また昼夜の寒暖差が非常に大きいこともあって、華やかな果実感と豊かなボディを備えた高品質なコーヒーが生産されるエリアです。
さらに今回リリースするのも、昨年同様ハイツ農園の中でも特に標高の高い「ブルーリボン区画」のロットです。
○シティ・ロースト
みかんのような柑橘の甘いフレーバー、質感は滑らかで果実味とボディの調和も良好。クリーンでバランスのとれたマイルドな香味です。
○フレンチ・ロースト
キャラメルのような甘味に、柔らかな質感と濃厚なボディを感じます。深煎りにしても焦げ臭や重い濁りを一切感じさせず、ローストポイントの幅広さもこの豆の魅力といえます。
ブラックバーン農園は「ティピカ系品種」のニアサを、対してハイツ農園はブルボンをはじめ、N39、KP423など「ブルボン系品種」を取り扱っています。こうした品種に由来するカップ傾向の違いを意識しながら飲むのも、コーヒーの愉しみ方のひとつですね。
本日よりシティ・ローストとフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。
所有 : ヴィマックス・アミン
区画 : ブルーリボン
産地 : アルーシャ州 / カラツ県
標高 : 1,600~1,800m(ブルーリボン区画は1,750~1,800m)
品種 : ブルボン、N39、KP423
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
11/17/2024
ニューリリース : タンザニア『ハイツ農園 "ブルーリボン"』
11/11/2024
ニューリリース : エチオピア・カフェインレス『ウォテ W.S.』
当店でも大人気の名産地エチオピア・イルガチェフェ、『ウォテ・ウォッシング・ステーション』のコーヒーを、カフェインレス加工で仕上げました。
今回もカナダのスイスウォーター社にてデカフェ処理を行っております。もちろんデカフェ処理において、化学薬品は一切使用していません。
スイスウォーター・プロセスは、コーヒー生豆を水に漬けてカフェインを抽出する製法です。カフェイン以外の水溶性の成分をあらかじめ溶かし出しておいた飽和水に生豆を漬けることで、カフェインのみを除去することが可能となります。
一般的に出回っているいわゆるコモディティのカフェインレス(デカフェ)は、風味とコクのないイメージが強いと感じますが、当商品は紛れもなく高品質なスペシャルティコーヒーの香味、デカフェの中でも類を見ないすばらしいカップ・クオリティーを誇ります。
熟した果実味に甘い余韻、華やかさとボディ感がバランスよく調和した香味です。
アレルギーなど体質的な理由でカフェインを控えていらっしゃるかた、夜にコーヒーを飲むと(カフェインを摂取すると)眠れなくなってしまうというかた、カフェイン摂取を控えていらっしゃる妊婦のかた等々で、それでも「おいしいコーヒーを飲みたい!」と思っていらっしゃるかたに、自信を持っておすすめいたします。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : ウォテ・ウォッシング・ステーション周辺の農家
産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / イルガチェフェ・ウォレダ / ウォテ地区
標高 : 2,000m以上
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
11/03/2024
ニューリリース : グァテマラ『サンタバルバラ』
グァテマラ北西部に位置するウエウエテナンゴは、隣接するアンティグアと双璧をなす国内有数のコーヒーの名産地です。2,000mを超える高い標高が続き、コーヒー生産に適した環境が広がっています。
1,800m~2,400m(2,000m~2,200m付近が主な栽培地)という超高標高産地(ちなみにアンティグアの最高栽培地点は2,100m程度)、小高い尾根が幾重にも走る台地のような地形のこのエリアで、非常に高いポテンシャルを有するこの『サンタバルバラ』には、約3200軒の小規模生産者達がコーヒーを栽培しています。
このエリアから品質の優れたものとして届いた約50サンプルの中で、特にクリーンで華やかな香味のものだけを厳選したスペシャルロットです。
柑橘系の優しい果実感、ほのかに桃を思わせる甘味、ヘーゼルナッツのアロマ、硬質なボディ感があります。
グァテマラらしいバランスの良さが活かされた、毎日飲んでも飽きないマイルドなコーヒーです。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : サンタバルバラ地区の小規模生産者
産地 : ウエウエテナンゴ県 / サンタバルバラ地区
標高 : 1,800m~2,400m
品種 : ブルボン中心
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
10/26/2024
ニューリリース : ケニア『ギチャサイニ・ファクトリー』
エチオピアと並び当店人気No.1で一番のおすすめ、世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店はエンブ、キリニャガ、キアンブ、ムランガとさまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回首都ナイロビから北に約120キロ、国内最高峰の標高(5,199m)を誇るケニア山の南西に位置するニエリのクロップをリリースします。
『ギチャサイニ・ファクトリー』は、肥沃な土壌、十分な標高と寒暖差など、恵まれた栽培環境で世界的にも有名な優良産地ニエリの中でも、非常に高い品質を供給するファクトリーです。
○シティ・ロースト
まず豆を挽いた時に広がる完熟トマトのフレグランス、口に含んだ瞬間感じるラズベリーの甘味、グレープフルーツのようなジューシーさ、そしてコク豊かなマンゴーのような滑らかな舌触りと余韻が印象的な、とても贅沢な味わいです。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。
○フレンチ・ロースト
カシスのような鮮やかなフレーバー、アプリコットの濃厚な甘味、非常に力強く厚みのあるボディ感。冷めてくるとボルドー産の赤ワインを連想させる華やかな余韻を堪能することができます。
多様性のある贅沢な香味と質感は唯一無二、まさにケニアの深煎りならではの満足感のある飲みごたえです。
複雑な香味と濃縮感を備えつつ、これほどまでクリーンでシルキーな口当たりが際立っている上品な味わいのコーヒーには、なかなか出会えないでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。
本日よりシティ・ローストとフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。
所属農協名 : ギカンダ農協
産地 : 中央州 / ニエリ県 / マシラ西地区
標高 : 1,600m~1,900m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュ
ト
10/18/2024
ニューリリース : ホンジュラス『エル・シエロ・デ・セルグァパ』
寒暖差のある環境により実が締まり、精製設備にも力を入れ、高品質な香味を実現しています。
こちらで栽培された品種は、ブルボンと在来種のティピカです。サビ病の打撃後、急速に植え替えが進んだハイブリット品種、IH90やレンピラなどが大勢を占めるホンジュラスでは稀有な存在といえましょう。
とても明るく鮮やかな味わいが印象的です。
柑橘の爽やかな果実味、メイプルのような甘さが口の中に広がり、柔らかく清涼感のある味わいがとても心地良いマイルドなコーヒーです。
優れた栽培環境と丁寧な精製によって作り上げられた華やかな香味を、ぜひご堪能ください。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : サンミゲル集落の農家
産地 : コマヤグア県 / コマヤグア市 / セルグァパ地区 / サンミゲル集落
標高 : 1,600m~2,000m
品種 : ブルボン、ティピカ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト
10/11/2024
ニューリリース : ブラジル『マカウバ・デ・シーマ農園』
当店の加盟しているLCFと最初にパートナーシップを結んだ、優良農園のコーヒーです。
ミナスジェライス州にあるセラード地域は、ブラジルの中では標高が高く、寒暖差の生じるエリアです。また雨季と乾季がはっきりしており収穫時期に雨が降らない等、コーヒーを生産する上で非常に恵まれた環境といえます。
カカオやナッツのような香ばしさと豊かなコクは、ブラジルのセラードらしい香味と言えますが、この農園の特筆すべき点は、一般的なブラジル・コーヒー特有の重たさや濁りを感じさせない飲み口です。
高品質なブラジルのキャラクターをご堪能ください。
本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。
所有 : グラウシオ・ジョゼ・デ・カストロ
産地 : ミナスジェライス州 / セハード(セラード)エリア / パトロシーニョ市
標高 : 1,000m
品種 : ブルボン
精製 : ミューシレージを機械的に除去したウォッシュト