11/25/2024

ニューリリース : コスタリカ『ロス・クレストネス』

高品質な独自のコーヒーを生産するため、地域の10家族が協力し設立したロス・クレストネス・マイクロミル(※)。コスタリカ最高峰のカップクオリティを誇ることで知られています。

コスタリカ最高峰のチリポ山。山と森が大部分を占める自然豊かな環境です。当店でも頻繁に取り扱っているエリアで、高い技術を持つマイクロミルが多く存在します。
丁寧に栽培された熟度の高いコーヒーチェリーを、ロス・クレストネスのミルにて精製。しっかりとした飲みごたえを備えつつ、毎日飲んでも飽きのこない心地好いコーヒーに仕上がりました。

華やかでジューシーなアロマに、中米のコーヒーらしいバランスの良さとクリーンな果実味、質感はしっかりあり柔らかな粘性を感じます。
クリアさの中に感じることのできる心地よく続く甘い余韻を、ぜひぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

マイクロミル : ロス・クレストネス
所有 : エルメス・カルデロン・ヒメネス
産地 : サンホセ州 / ペレスセレドン市 / リバス地区 / ピエドラ
標高 : 1,875m~1,920m(設備の標高 : 1,450m)
品種 : カトゥーラ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

※ロス・クレストネス・マイクロミル
かつてクレストネスで生産したチェリーは良い品質でしたが、地域の農協に納入する以外販路がなかったため、量で勝負するそれほど標高の高くないチェリーと混ぜられ、「ブルンカのSHB」という商品として流通していました。生産性が良くなくても品質で勝負するため、地域の10家族が協力し『クレストネス・マイクロミル』を設立。独自の高品質コーヒーの生産に取り組み、成功を掴んだ後も常に品質向上への取り組みを続けています。ミル設立から5年後には、得た収入をもとにウェットミル設備一式を新たな機械に更新し、翌年は海外ロースターからの援助もあり乾燥場を新設。得られた収入の一部を新たな投資にまわしていることが、品質の安定・向上につながっています。










11/17/2024

ニューリリース : タンザニア『ハイツ農園 "ブルーリボン"』

タンザニアと言えば、LCFの代表的なパートナーシップ農園でもあり、当店ではすっかりお馴染みのブラックバーンが人気ですが、異なる香味の傾向で素晴らしい品質のコーヒーを生産する『ハイツ農園』も、濃縮感とコクの強さはブラックバーンを凌ぐほど良質です。

こちらもブラックバーン農園と同じカラツ県に属する農園で、その北東20kmほどの場所に位置しています。
カラツ県は深い火山灰質土壌に恵まれており、また昼夜の寒暖差が非常に大きいこともあって、華やかな果実感と豊かなボディを備えた高品質なコーヒーが生産されるエリアです。
さらに今回リリースするのも、昨年同様ハイツ農園の中でも特に標高の高い「ブルーリボン区画」のロットです。

○シティ・ロースト
みかんのような柑橘の甘いフレーバー、質感は滑らかで果実味とボディの調和も良好。クリーンでバランスのとれたマイルドな香味です。

○フレンチ・ロースト
キャラメルのような甘味に、柔らかな質感と濃厚なボディを感じます。深煎りにしても焦げ臭や重い濁りを一切感じさせず、ローストポイントの幅広さもこの豆の魅力といえます。

ブラックバーン農園は「ティピカ系品種」のニアサを、対してハイツ農園はブルボンをはじめ、N39、KP423など「ブルボン系品種」を取り扱っています。こうした品種に由来するカップ傾向の違いを意識しながら飲むのも、コーヒーの愉しみ方のひとつですね。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所有 : ヴィマックス・アミン
区画 : ブルーリボン
産地 : アルーシャ州 / カラツ県
標高 : 1,600~1,800m(ブルーリボン区画は1,750~1,800m)
品種 : ブルボン、N39、KP423
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト








11/11/2024

ニューリリース : エチオピア・カフェインレス『ウォテ W.S.』

当店でも大人気の名産地エチオピア・イルガチェフェ、『ウォテ・ウォッシング・ステーション』のコーヒーを、カフェインレス加工で仕上げました。

今回もカナダのスイスウォーター社にてデカフェ処理を行っております。もちろんデカフェ処理において、化学薬品は一切使用していません。
スイスウォーター・プロセスは、コーヒー生豆を水に漬けてカフェインを抽出する製法です。カフェイン以外の水溶性の成分をあらかじめ溶かし出しておいた飽和水に生豆を漬けることで、カフェインのみを除去することが可能となります。

一般的に出回っているいわゆるコモディティのカフェインレス(デカフェ)は、風味とコクのないイメージが強いと感じますが、当商品は紛れもなく高品質なスペシャルティコーヒーの香味、デカフェの中でも類を見ないすばらしいカップ・クオリティーを誇ります。

熟した果実味に甘い余韻、華やかさとボディ感がバランスよく調和した香味です。

アレルギーなど体質的な理由でカフェインを控えていらっしゃるかた、夜にコーヒーを飲むと(カフェインを摂取すると)眠れなくなってしまうというかた、カフェイン摂取を控えていらっしゃる妊婦のかた等々で、それでも「おいしいコーヒーを飲みたい!」と思っていらっしゃるかたに、自信を持っておすすめいたします。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ウォテ・ウォッシング・ステーション周辺の農家
産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / イルガチェフェ・ウォレダ / ウォテ地区
標高 : 2,000m以上
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト











11/03/2024

ニューリリース : グァテマラ『サンタバルバラ』

グァテマラ北西部に位置するウエウエテナンゴは、隣接するアンティグアと双璧をなす国内有数のコーヒーの名産地です。2,000mを超える高い標高が続き、コーヒー生産に適した環境が広がっています。

1,800m~2,400m(2,000m~2,200m付近が主な栽培地)という超高標高産地(ちなみにアンティグアの最高栽培地点は2,100m程度)、小高い尾根が幾重にも走る台地のような地形のこのエリアで、非常に高いポテンシャルを有するこの『サンタバルバラ』には、約3200軒の小規模生産者達がコーヒーを栽培しています。
このエリアから品質の優れたものとして届いた約50サンプルの中で、特にクリーンで華やかな香味のものだけを厳選したスペシャルロットです。

柑橘系の優しい果実感、ほのかに桃を思わせる甘味、ヘーゼルナッツのアロマ、硬質なボディ感があります。
グァテマラらしいバランスの良さが活かされた、毎日飲んでも飽きないマイルドなコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : サンタバルバラ地区の小規模生産者
産地 : ウエウエテナンゴ県 / サンタバルバラ地区
標高 : 1,800m~2,400m
品種 : ブルボン中心
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト