2/23/2025

ニューリリース : エチオピア『ウラガ "ゴググ W.S."』ウォッシュト

当店でも大人気のエチオピア、こちらはウォッシュト精製のリリースです。
今回はグジのウラガ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つコーヒーをお届けします。

グジゾーンはイルガチェフェのあるゲデオゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ハンベラやウラガは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。
ウラガはハンベラよりさらに奥地のウォレダです。グジゾーンの中でも標高の高い地域で、高いポテンシャルを秘めています。

フローラルな香り、柚子やマスカットのような甘味、柔らかく滑らかな口当たり、ウォッシュト精製ではあまり感じることのできない赤い果実のニュアンスもあり、その心地良い余韻を満喫できます。
華やかで鮮やか、フルーティーでクリーンな味わいが際立つコーヒーですが、厚みのある質感も特徴的で、その複雑で多様性のある香味に魅了されることでしょう。

本日よりハイ・ローストにて販売いたします。

産地 : オロミア州 / グジ・ゾーン / ウラガ・ウォレダ / ゴググ・ケベレ
標高 : 2,160m~2,320m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を用いたウォッシュト



2/15/2025

ニューリリース : インドネシア『マンデリン "オナンガンジャン"』

高品質なマンデリンを生産するスマトラ北部、中でもトバ湖のすぐ南に位置する「リントンニフタ」、その西に位置する「ドロクサングル」、さらにその南にある「オナンガンジャン」の3地域は、非常に良質な栽培地として有名です。
本商品はオナンガンジャンで生産された、稀少なクラシック・スマトラ(※)のコーヒーです。待望のニュークロップ(24-25)が入荷しました。

このマンデリン『オナンガンジャン』は、現地でもわずか1%未満しか生息していない、ティピカ系在来品種だけを厳選した単一ロットです。

一般的に流通しているマンデリンのような重く濁った苦味はなく、フローラルな甘い余韻が持続します。また他のスペシャルティ・マンデリンとは明らかに異なるクリーンさが際立っています。
まるで深い森林にいるような独特の香り、ハーブのアロマとトロピカルフルーツの甘味、滑らかでクリーミーな食感、バターを浮かべたような濃厚なコク。

スマトラ式という特殊な精製特有の良さも活かされた、極上のカップ品質といえましょう。
そのエキゾチックで複雑な香味は、決してほかでは味わうことのできないすばらしいキャラクターを備えたコーヒーです。

本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。

生産者 : オナンガンジャンの農家
産地 : 北スマトラ州 / フンムバン・ハスンドゥタン県 / オナンガンジャン
標高 : 1,400m
品種 : クラシック・スマトラ(オナンガンジャン)
精製 : スマトラ式

※クラシック・スマトラ : 1876年スマトラにおいてもサビ病が発生し壊滅的被害をもたらしたこと、その余波としてロブスタやハイブリッド品種への植え替えが進んだことで、当時スマトラで栽培されていたティピカ種は失われたと考えられていました。しかし後にスマトラ島の奥地であるトバ湖周辺において、当時栽培されていたティピカ系在来品種の生き残りが再発見されました。現地では発見地により、バーゲンダル、シディカラン、ガロンガンと呼ばれています。





2/07/2025

ニューリリース : ケニア『カリルニ・ファクトリー』

当店人気No.1で一番のおすすめ、世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店はニエリ、エンブ、キリニャガ、キアンブ、ムランガとさまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回は首都ナイロビから南東に64キロに位置する、かつての行政上の中心地であった歴史の長い南部の都市マチャコスより、当店初入荷のニュークロップをリリースいたします。

このカリルニ・ファクトリーは、地域の小農家からなる組合で、設立から60年以上もの歴史を誇ります(1962年設立)。1,659名のメンバーが所属、活動している、伝統あるファクトリーです。

○シティ・ロースト
まず豆を挽いた時に広がる完熟トマトのフレグランス、口に含んだ瞬間感じるラズベリーの甘味、コク豊かなマンゴーのような滑らかな舌触りと余韻が印象的な、とても贅沢な味わいです。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。

○フレンチ・ロースト
カシスのような鮮やかなフレーバー、アプリコットの濃厚な甘味、非常に力強く厚みのあるボディ感。冷めてくるとボルドー産の赤ワインを連想させる華やかな余韻を堪能することができます。
多様性のある贅沢な香味と質感は唯一無二、まさにケニアの深煎りならではの満足感のある飲みごたえです。

複雑な香味と濃縮感を備えつつ、これほどまでクリーンでシルキーな口当たりが際立っている上品な味わいのコーヒーには、なかなか出会えないでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所属農協名 : カリルニ農協
産地 : マチャコス郡 / カリルニ村
標高 : 1,700m~1,900m
品種 : SL28、SL34、Ruiru11、Batian
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュト