8/08/2013

コーヒー豆の保存について

お客様よりよくお問い合わせいただくのが、豆(粉)の保存方法についてです。

まずはじめに、コーヒーをおいしくお飲みいただくためには、豆の状態でお買い上げいただくことをおすすめします。
これだけですでに、粉に挽いたコーヒーよりも「数倍」おいしく飲めると断言できます。
コーヒー豆は粉に挽いてしまうと、空気に触れる面が増える分、急激に酸化スピードが増してしまうため、香味が著しく劣化してしまいます…
ミルは手動や電動、カット式やグラインド式等々、価格も品質もさまざまですが、安価な商品だと2千円台くらいから購入することができるので、入門編としても導入のハードルは低いでしょう。

さて本題ですが、コーヒー豆は農作物であり生鮮食品であるため、「冷凍庫」に保存するのが最適です。
その際密閉できる容器などに入れておくと、さらに鮮度の劣化を防ぐことができます。

当店で販売しています「防湿保存缶」に豆や粉を入れて、冷凍庫で保存していただくと、豆の状態であれば3ヶ月以上、粉の状態でも2〜3週間程度は新鮮な香味をお愉しみいただけます。この保存缶は、フタの内側がシリコンになっているため、非常に密閉性が高い構造です。
保存缶をお持ちでない場合は、最低限Ziplocなどのフリーザーバッグ等に入れて保存していただき、劣化スピードを遅らせてください。

コーヒー豆は水分値が低く、冷凍庫に入れても凍ってしまうことはありませんので、取り出して(解凍することなく)すぐに抽出することができます。

なお当店では、常に新鮮なコーヒー焙煎豆をご提供致しますので、豆でお買い上げのお客様は、すぐに冷凍庫には入れず、保存容器に入れて3日〜10日程度は常温で保存していただいて、香味の変化をお愉しみいただいてもよろしいかと存じます(コーヒーの性質によって変化度合いが多少異なります。詳しくは店主にお尋ねください)。
ただし粉でお求めのお客様に関しては、先に述べたとおり急速に酸化が進んでしまうため、密閉の上すぐに冷凍庫へ保存してください。

コーヒーを最後までおいしくお召し上がりいただくために、ぜひお試しを。