当店でも特に人気の高いエチオピア・イルガチェフェ産のコーヒーは、すっかりお馴染みとなっていますが、今回リリースする『サワナ農園』は、イルガチェフェから離れた山奥にある「シャキソ」という小さな村にあります。
現地の輸出規制により区画限定の購入が非常に困難なこの国のコーヒー流通、このようなシングル・エステート(単一農園)での入荷は極めて稀有なことです。
またエチオピアでは数少ないリーファーコンテナ(温度調整が可能なコンテナ)での輸送を行っていることも、特筆すべき点といえます。
一般的にナチュラル精製は欠点豆が混入しやすいのですが、この農園では「欠点ゼロ」を目指すべく選別を徹底し、素晴らしくクリーンなカップを実現しました。
それもそのはず、サワナ農園の所有者であるBargersh社は、知る人ぞ知る珠玉のナチュラル・コーヒー「ミスティバレー」を世に送り出した、高品質ナチュラル生産のスペシャリストなのです。
一般に流通する粗悪なエチオピアのナチュラルとは一線を画す香味を生み出しています。
イチゴやアンズを煮詰めたジャムのような甘い余韻、ドライフルーツを感じさせる熟した果実味、ナチュラル精製らしいクリーミーな触感と、まるでウォッシュト精製のようなクリーンさを併せ持つ、生産者の丁寧で徹底した作業が香味に反映された、情熱的で気品漂うコーヒーです。
本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。
産地 : オロミア州 グジゾーン シャキソ地区 サワナ
標高 : 1,750m~1,830m
品種 : 在来品種
精製 : ナチュラル(選別されたチェリーをアフリカンベッドで20日程度乾燥。乾燥中も手選別を施す)