コロンビア南部は優れた産地として注目されていますが、当店でも幾度となく取り扱っているナリーニョやトリマ、カウカ同様、南部の名産地として名高い「ウイラ」のマイクロロットです。
ウイラ県は東部山脈と中央山脈に挟まれた位置にあり、両山脈のスロープを中心に優れたコーヒー産地が分布しています。県最南部は両山脈がぶつかる地域で、標高に恵まれる地形のためか優れたコーヒーが多く見られます。
昨年初めて扱い大好評だった『エル・ミラドール農園』は、ウイラ県の最南部パレスティナ市にあり、農園主のオクタビオ・ルエーダ氏は農地の土壌分析に力を入れていて、4ヶ月に1度家畜の糞やパルプで作った肥料で施肥を行い、コーヒー栽培に適した土壌になるよう手を施しています。
カシスやアセロラのような、非常に華やかかつ厚みのある果実の酸と濃縮感、滑らかな舌触り、他のコロンビア・コーヒーの追随を許さない豊かな香味です。
上質なケニアフレーバーも感じさせます。
コロンビアは国土面積が広大なため、産地によって多様なキャラクターを備えていますが、中でもこの『エル・ミラドール農園』はトップクオリティ、当店がこれまで扱ったコロンビアのコーヒーで最高品質と断言できる珠玉の香味です。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
産地 : ウイラ県 パレスティナ市 ロス・オリボス
標高 : 1,830m~1,880m
品種 : カトゥーラ
精製 : 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト