8/09/2018

ニューリリース : インドネシア『マラバール農地 "Wildan Mustofa"』

現在インドネシアで生産されているコーヒーは、USDA(米国農務省)のデータによると88.5%がロブスタ種で、高品質なアラビカ種は約1割程度と非常に少量です。
当店のインドネシアといえば、世界屈指のクオリティを誇るスマトラ島の「リントンLCFマンデリン」を連想されるお客様も多いと思いますが、今回はジャワ島のすばらしいコーヒーをお届けします。

ドライフルーツを感じさせる甘味、滑らかでクリーミーな食感、ペパーミントのようなクールな余韻が印象的です。
LCFマンデリンに通じる植物的なニュアンスもあり、同じ「スマトラ式」という特殊な精製がもたらす特有のカップ品質なのかもしれません。
いわゆる「一般的に流通しているマンデリン」のような重く濁った苦味はなく、クリーンさが格別です。

ジャワ島のコーヒーは1870年代のさび病によって壊滅状態に陥り、その後(先述のUSDA統計のように)ロブスタ種やその遺伝子が強く残ったハイブリッド種が主となってしまいましたが、この10年間で政府の支援もあって、高品質なアラビカ種を生産するコーヒー畑が復興しつつあります。

ジャワ・フリンサ農園主のWildan Mustofa氏は、2011年にコーヒー生産を開始し、この地域にマラバールを含む4つのコーヒー農地を開拓しました。
複数農地にさまざまな品種の栽培を試み、優れた品質を産出する組み合わせを見出す努力に励んでいらっしゃる生産者さんで、今後ますます期待が高まります。

本日よりフレンチ・ローストにて販売いたします。

産地 : 西ジャワ州 バンドゥン県 Pangalengan
標高 : 1,650m〜1,750m
品種 : シガラーウタン
精製 : スマトラ式





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