高品質な独自のコーヒーを生産するため、地域の10家族が協力し設立したロス・クレストネス・マイクロミル(※)。コスタリカ最高峰のカップクオリティを誇ることで知られています。
チリポ山西側に連なる山脈の山麓に位置するエル・ボスケ農地は、ロス・クレストネスに所属する農地の中でも非常に高い標高に位置し、この農地にある2つの区画のうちのひとつ『エル・セロ区画』にて、均一性があり熟度の高いチェリーが生産されています。
ブルボンの突然変異で矮小化した品種「ビジャサルチ」は、標高の高い場所での栽培に適しているという優れた特徴があり、高地ならではの厳しい環境、強風などにも耐える性質を持っています。鮮やかなフレーバー溢れる素晴らしいコーヒーに仕上がりました。
ジューシーなアロマ、中米のコーヒーらしい華やかさをベースに、チェリーのような熟した甘味と柔らかな粘性。上品で非常にクリーンなカップクオリティーです。
心地よく続く甘い余韻を、ぜひぜひご堪能ください。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
農地 : エル・ボスケ
区画 : エル・セロ
所有 : エルメス・カルデロン・ヒメネス
産地 : サン・ホセ州 ペレスセレドン市 リバス地区 ピエドラ
標高 : 1,830m~1,910m
品種 : ビジャサルチ
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト
※ロス・クレストネス・マイクロミル
かつてクレストネスで生産したチェリーは良い品質でしたが、地域の農協に納入する以外販路がなかったため、量で勝負するそれほど標高の高くないチェリーと混ぜられ、「ブルンカのSHB」という商品として流通していました。生産性が良くなくても品質で勝負するため、地域の10家族が協力し『クレストネス・マイクロミル』を設立。独自の高品質コーヒーの生産に取り組み、成功を掴んだ後も常に品質向上への取り組みを続けています。ミル設立から5年後には、得た収入をもとにウェットミル設備一式を新たな機械に更新し、翌年は海外ロースターからの援助もあり乾燥場を新設。得られた収入の一部を新たな投資にまわしていることが、品質の安定・向上につながっています。