中米では圧倒的な生産量を誇る(約48万トンで世界でも第6位)ホンジュラス・コーヒー自体は多く世界に流通していますが、「スペシャルティコーヒー」としてはまだまだレアな存在です。
これまで高品質なコーヒーが流通されてこなかったのは、設備環境などの問題もありますが、加えて産地の標高が低いというのも影響しています。
当店で3年ぶりにリリースする『エル・プエンテ農地』は、ホンジュラスの中でも特に標高が高く、名産地として知られるサン・ミゲル地区にあるマイクロロットです。
寒暖差のある環境により実が締まり、精製設備にも力を入れ、高品質な香味を実現しています。
こちらで栽培された品種は、在来種のティピカです。サビ病の打撃後、急速に植え替えが進んだハイブリット品種、IH90やレンピラなどが大勢を占めるホンジュラスでは稀有な存在といえましょう。
とても明るく鮮やかな味わいが印象的です。
柑橘の爽やかな果実味、メイプルのような甘さが口の中に広がり、柔らかく清涼感のある味わいがとても心地良いコーヒーです。
優れた栽培環境と丁寧な精製によって作り上げられた華やかな香味を、ぜひご堪能ください。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : Esther Ramirez Martinez
産地 : コマヤグア県 コマヤグア市 セルグァパ地区 サン・ミゲル・デ・セルグァパ
標高 : 1,750m
品種 : ティピカ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト