名産地として世界的に有名なタラスは、おもに3つのエリアに分けることができますが、今回お届けするのは西部に位置するレオンコルテスの「アルトス・デル・アベホナル」というマイクロミルで生産されたコーヒーです。
『ディビーノ・ニーニョ農地』では、農薬および化学肥料をできるだけ使用しない農法が用いられています(※)。この農地で丁寧に栽培された熟度の高いコーヒーチェリーを、アルトス・デル・アベホナル・ミルにて精製、華やかで芳醇なフレーバー溢れる素晴らしいウォッシュト・コーヒーに仕上がりました。
当店ではこちらのナチュラル精製を毎年のように取り扱い、リリースすると即完売してしまうほど大人気の農地ですので、ご存知のかたもたくさんいらっしゃることでしょう。
まずアロマの段階からジューシーな香りが広がり、柑橘に加えアセロラやピーチのような華やかな果実味、質感はしっかりあり柔らかな粘性を持っています。
上品で非常にクリーンなカップクオリティーです。
心地よく続く甘い余韻を、ぜひぜひご堪能ください。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
マイクロミル : アルトス・デル・アベホナル
農地 : ディビーノ・ニーニョ
所有 : ビンダス家
産地 : サン・ホセ州 / レオンコルテス市 / サンパブロ
標高 : 1,800m〜1,900m
品種 : カトゥアイ
精製 : 機械的にミューシレージを除去したウォッシュト
※農薬および化学肥料をできるだけ低減させる農法の実践
落ち葉のほかに、窒素固定作用のある樹木、微生物Microorganismsの活用により、化学肥料の使用を減らしています。木を健康に保っていること、微生物の活用でサビ病を抑えられています(そもそも標高が高いので、サビ病の影響は少ないですが)。その結果、殺菌剤の使用も低減できています。Microorganismsとは、山の土壌由来の微生物を米や廃糖蜜と混ぜ、嫌気的環境で繁殖させたもので、出来上がった液体を水で希釈し、コーヒーの木に噴霧することにより、耐病性を中心に木の健康状態を良好に保つことができます。結果として収穫量の向上にも繋がります。