コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。
しかしペルー北部はコロンビア南部と近く、緯度など地理的状況も似ているため、コーヒーの理想的な栽培環境として期待が高まります。
サン・イグナシオ郡は、当店で幾度となく取り扱っているモデル農園『フェスパ』や、前回リリースした『サン・フェリペ』のあるハエン郡の北側に隣接したところにあり、2,000m前後の稜線が入り組んだコーヒーの名産地として知られています。
今回リリースする『バッロ・ネグロ』は、ラ・コイパ地区の中でも特に品質に優れ、風味の相性のよい2組の生産者のコーヒーをミックスした厳選ロットです。
柑橘系のフレーバー、滑らかな質感に濃厚なキャラメルのような甘味が印象的な、果実味とボディのバランスがとれたマイルドな味わいです。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
生産者 : ラ・コイパ地区の生産者
産地 : カハマルカ県 / サン・イグナシオ郡 / ラ・コイパ地区 / バッロ・ネグロ集落
標高 : 1,800m~1,850m
品種 : カトゥーラ、パチェ等
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト