前回好評だったタラスの『エル・ハルディン農地』に引き続き、世界的に評価の高い名門「ドン・マジョ・マイクロミル(※)」で生産された素晴らしいナチュラル・コーヒーが届きました。
そのドン・マジョが所有する13の農地の中のひとつ、首都を擁するサン・ホセ州の東端に位置する名産地チリポにある『フジ農地』。当店の加盟するLCFのための農地として、コーヒーを栽培してくれています。
コスタリカ最高峰のチリポ山。山と森が大部分を占める自然豊かな環境にある、その『フジ農地』で丁寧に栽培された熟度の高いコーヒーチェリーを、ドン・マジョ・ミルにて精製、華やかで芳醇なフレーバー溢れる素晴らしいナチュラル・コーヒーに仕上がりました。
巨峰やクランベリーの風味に花の蜜のような甘い香りがとても上品です。いちじくやプルーン等のドライフルーツのニュアンスに、ラム酒のような甘味とスパイシーな余韻を感じさせてくれます。
ウォッシュトにはないボディ感、ビターチョコレートのようなコクも備えつつ、非常にクリーンでクリーミーな口当たりが印象的です。
また粗悪なナチュラル特有のオイル臭はなく、冷めても一切濁りなく持続する完熟の果実味は、まさに極上のナチュラル。品質の高さと丁寧に施された精製の証と言えましょう。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
マイクロミル : ドン・マジョ
農地 : フジ
産地 : サン・ホセ州 ペレス・セレドン市 リバス・ピエドラ
標高 : 1,800m〜2,000m
品種 : カトゥアイ
精製 : ナチュラル
※ドン・マジョ・マイクロミル
歴史ある第1世代のマイクロミル。コーヒー生産者としてより発展していくために、積極的に農地の取得を行っています。2016年現在タラスとレオンコルテスに13農地を所有しています。農地の増加に伴い、ウェットミルの能力増強が必要になると、乾燥場、精製設備の更新を行い、生産量と品質の双方を追い求めています。農地管理には必要なものを必要なだけ与えるという方針を貫き、土壌や葉をしっかりと分析し、最も効果的なタイミングで必要充分に与え、結果的に木が健康に保たれています。「最高品質のコーヒーを生産している」という自負が強く、品質に納得がいかないロットは、自らグレードを下げて販売する徹底ぶりです。たとえばゲイシャ品種は、あくまでゲイシャらしいフレーバーがあってこそゲイシャと言えると考えており、たとえゲイシャ品種を生産したとしても、ゲイシャらしいフレーバーが強く表れていなければ、「ゲイシャ品種の商品」として販売することはありません。