太平洋と赤道に沿ったコロンビア南西部に位置する、広大な国土の中でも最高の産地として知られる「ナリーニョ」の、エル・タンボ市に位置する、ビビアナ・メナ氏が所有する優れた農地のコーヒーをご紹介します。
ほぼ赤道直下(北緯1度)にあるナリーニョは、日照時間が長く、高地での栽培が可能です。さらにこの地域は、コロンビア南部特有の傾斜の厳しい山岳地帯で、寒暖差の激しい環境で栽培されるため、実が引き締まり、豊かな香味とボディが形成されます。
『ラ・クンブレ農地』の標高は2,000mに達します。ここまで高いと夜間の厳しい冷え込みでコーヒー栽培は難しいと言われていますが、日中に注いだ日光はアンデス山脈の谷底で蓄積され、夜になるとその熱は暖かく湿った空気となって上昇し、コーヒーを守ってくれます。まさに自然が生んだ理想的な環境と言えましょう。
滑らかで柔らかな質感、オレンジやカシスの果実味が華やかに広がり、完熟の甘味が心地良い余韻として残ります。厚みのあるしっかりとしたボディがあり、明るくバランスの良い香味です。
コロンビアは国土面積が広大なため、産地によってそれぞれ異なる多様なキャラクターを備えています。
今後も旬のマイクロロット等を順次リリースしていきますので、お飲み逃しのないようご賞味くださいませ。
本日よりシティ・ローストにて販売いたします。
所有 : ビビアナ・メナ
産地 : ナリーニョ県 エル・タンボ市
標高 : 1,850m~2,000m
品種 : カトゥーラ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト