当店でも大人気のエチオピア・イルガチェフェ。こちらはその最南東部に位置するゲデブにて生産されました。ゲデブ地区はイルガチェフェの中でも特に標高が高く、コーヒー栽培の環境的にも好条件なエリアです。
そのゲデブで最高の品質を誇る「ウォルカ・ウォッシング・ステーション」が手がけた、珠玉のウォッシュト・コーヒーをご紹介いたします。
そしてうれしいことに、今回も特定の集落のみで厳選された特別ロットです。高品質なチェリーを生産する『ウレインチニーチャ集落(※)』で収穫されたものだけを選択し、ウォルカW.S.に持ち込み、精製されました。
当店では当たり前のように集落限定のコーヒーをお届けしておりますが、じつはイルガチェフェで集落指定ロットが実現したのは非常にレアなことで、より豊かな個性が形成され、他のコーヒーでは決して体験できないほどのレベルに仕上がっています。
フローラルな香り、梅や柚子のような心地良い酸味と甘味、柔らかく滑らかな口当たり、ウォッシュト精製ではあまり感じることのできない赤い果実のニュアンスもあり、その芳醇な余韻を満喫できます。
華やかで鮮やか、フルーティーでクリーンな味わいが際立つコーヒーですが、厚みのある質感も特徴的で、その複雑で多様性のある香味に魅了されることでしょう。
本日よりハイ・ローストにて販売いたします。
生産者 : ウレインチニーチャ集落の農家
産地 : 南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / ウォルカ地区 / ウレインチニーチャ集落
標高 : 約2,250m
品種 : 在来品種
精製 : 発酵槽を用いたウォッシュト
※ウレインチニーチャ集落
2018年12月にLCFがウォルカW.S.を訪問した際に、トレーサビリティをより明確にすべくチェリーを買い付ける範囲を徹底して取材した結果、ウォルカの11Villageとその隣接する4つのKebele(地区)からチェリーが持ち込まれている
ことが分かりました。さらにW.S.の従業員にも聞き取りを行い、標高やW.S.との位置関係を確認。最終的に集落を指定したロットの生産を約束してくれました。
その際に選ばれたのが、4年前に当店でも取り扱った「ハロハディ集落」。LCFとしては初めてのエチオピア集落指定商品となりました。
そして一昨年さらに取材を進め、「クレイウォット」「アダメ・マゾリョ」「ウレインチニーチャ」も非常にポテンシャルが高いと判断し、「ハロハディ」とともにこれらの優れた4集落をはじめとするウォルカ周辺の可能性をさらに探っていく予定です。ちなみに「ウレインチニーチャ」は、ウォルカW.S.の北北西に位置する、非常に標高の高い地域にあります。