9/19/2025

ニューリリース : エチオピア『ハンベラ "ゴロ・ベデッサ"』ナチュラル

世界のナチュラル・コーヒーの大本命といっても決して過言ではない、ケニアと並び当店シングルオリジン「人気No.1」のエチオピア、こちらはグジのハンベラ・ワメナ・ウォレダ(=市・町・村)で生産された、素晴らしいカップクオリティーを持つニュークロップ、待望の新入荷です。

グジゾーンはイルガチェフェのあるゲデオゾーンと接しており(標高は全体的にゲデオ側よりも高め)、ハンベラやウラガは、コチェレ、ゲデブに接する地区です。そのせいか、香味の傾向がイルガチェフェ(特にゲデブ)に非常に近いと感じます。
今回リリースする皆さまお馴染みの『ゴロ・ベデッサ』も、スパイシーでフローラル、そして洋酒のようなフレーバー溢れる最高のナチュラル・コーヒーに仕上がりました。

ステーション(精製所)のオーナーであるメクリア・メルガ氏は、当店でも何度も取り扱っているイルガチェフェ『ウォテ』、ハンベラ『ベンチ・ネンカ』、ゲデブ『ゴティティ』などのW.S.を設立し、さらには輸出業者をも立ち上げた、農家やチェリーの集売業者からの信頼も厚い生産者の一人です。

○シティ・ロースト
イチゴやブルーベリーの濃密な果実味に加え、レーズンのような熟した甘味を感じます。クリーミーな質感と豊かなボディがあり、芳醇な赤ワインを思わせるその心地よいアロマが、最後まで長く続いていきます。

○フレンチ・ロースト
深煎りでも溢れる果実味は健在です。より熟成されたベリーの香りは、豊かで濃厚なボディ感とクリーンさが見事に調和し、その独特の甘みがいつまでも続いていきます。円熟したフルーティーさを存分に味わっていただけるはずです。

良質なナチュラル精製の生み出す完熟のフレーバーと、エチオピア独特のキャラクターとの組み合わせは、まさに奇跡の香味と言えます。

エチオピアのスペシャルティコーヒーといえば、フルーティーで個性的な香味が印象的ですが、ここまで明確な果実味を感じるコーヒーにはなかなか出会うことができません。
産地の曖昧な「モカ」はもちろん、一般的に流通している「エチオピア・イルガチェフェG-1」とは一線を画す、一度飲んだら忘れられないキャラクターの明確なコーヒーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

精製所 : ゴロ・ベデッサ・ドライング・ステーション
所有 : メクリア・メルガ
生産者 : ゴロ・ベデッサ周辺の農家
産地 : オロミア州 / グジ ゾーン / ハンベラ・ワメナ ウォレダ / ゴロ・ベデッサ ケベレ
標高 : 2,400m
品種 : 在来品種
精製 : ベッド乾燥ナチュラル




9/11/2025

ニューリリース : ペルー『フェスパ農園』ブルボン種

コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。

そんな中『フェスパ農園』は、ペルーの農園などでよく見られるさび病の被害などとは無縁の、非常に標高が高く、急斜面ながらキレイに区画整理された、すばらしいカップを実現した農園です。

フローラルなアロマ、チェリーのような赤い果実系の甘味がありとてもジューシーな風味です。心地好い口当たり(粘性)を感じつつ、最後まで濁りのない清涼感を味わうことができます。まさに良質なブルボンらしいクリーンさと言えるでしょう。

1960年に設立されたフェスパ農園、3代目にあたるウィルダー・ガルシア氏は、自らの希望で18歳の時にエクスポーター主催の農園指導員研修に応募し、農園管理について学びました。
実家の農園でその内容を実践し、生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現したため、現在では農園指導員の一人として活躍するとともに、フェスパをモデル農園(※)として開放し、他の生産者が直接訪問し学べる場所としています。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ウィルダー・ガルシア
産地 : カハマルカ県 / ハエン郡 / ウワバル地区 / ウアコ
標高 : 1,700m~2,000m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト

※モデル農園
高齢の生産者は木を切らないという慣習を持っていたり、セミナーや指導だけでは実践に踏み切る農家が少ないため、推奨農法を実施している農園を指定。剪定や施肥、どういった樹間で植えるかシェードコントロール、収穫から乾燥をどのように行うかなど、実際に見て結果を確認してもらうことで、農家が納得し実施できることを目的としています。実際Wilder Garcia氏は剪定やカットバックを行い、生産性の改善を行おうと父親のOracio氏に相談しましたが反対…。話し合いの末1haを試験的に実施し、効果を確認できると農園全体に対し行うことを実現しました。現在Wilder氏は200農家を担当していますが、知識と実績を兼ね備えていることで、若いながらも高い評価と信頼を得ています

















9/01/2025

ニューリリース : 季節のブレンド『ビストロ』

記録的な猛暑が続き、まだまだ秋には程遠いような感じですが、好評をいただいておりました夏のブレンド「サニー」にかわる、季節のブレンドの登場です。

『ビストロ・ブレンド』フルシティ・ロースト。

ディナーのあとに飲みたくなるコーヒーをイメージして作りました。
華やかな香りに豊かなコク、ボルドー産の赤ワインを連想させる芳醇なアロマが、余韻として心地良く残ります。

旬の良質な豆をたっぷりと使用したとても贅沢な味わいです。

本日より販売いたします

8/25/2025

ニューリリース : グァテマラ『ラス ヌーベス農園』

優良産地で有名なアンティグアの中でも、特に恵まれた自然環境や優れた生産技術を誇る、我々が最も信頼を寄せるLCFの代表的なパートナーシップ農園『サンタカタリーナ』の近隣に位置し、同農園主であるペドロ・エチェベリア・ファジャ氏が運営する『ラス ヌーベス農園』の良質なコーヒーが入荷しました。

近年サビ病などの影響により強い品種に植え替える農園が増加している中、ラス ヌーベスは変わらずブルボンを栽培し続けている貴重な農園といえます。

柑橘系の優しい果実味、ヘーゼルナッツのアロマ、硬質なボディ感があります。
ブルボンの長所といえるバランスの良さが活かされた、毎日飲んでも飽きないコーヒーです。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : ペドロ・エチェベリア・ファジャ
産地 : サカテペケス県 / アンティグア地域 / サンミゲルドゥエニャス / アカテナンゴ火山 東側斜面
標高 : 1,500m~1,900m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト






8/17/2025

ニューリリース : ホンジュラス『ラ・ルス・デ・サンファニーヨ』

今回リリースするサンファニーヨは、コマヤグア県とインティブカ県の県境にある山地にある集落で、インティブカ側に位置します。この地域は標高が高く、非常に質の高いコーヒーを生産できる環境です。
1990年代にコーヒー栽培が始められ、当初はティピカ品種やブルボン品種が植えられ、近年はIH90も導入されています。

当店で何度も取り扱っているサンミゲル集落(エル・プエンテ農地やエル・シエロ・デ・セルグァパなど)のエクスポーターが、サンファニーヨ集落においてもチェリー流通からパーチメントまで仕上げ、流通に取り組んだのが本商品の始まりです。地域の生産者20名がこの取り組みに参加しています。

収穫したチェリーを速やかにパルパーで果肉除去し、適切に発酵処理と水洗を行い、ビニールハウス付きのアフリカンベッドでスロードライを施すという基本に忠実な方法で、サンファニーヨ地域の恵まれた環境を映し出す素晴らしいウォッシュト・コーヒーを生み出しました。

柑橘の爽やかな果実味、メイプルのような甘さが口の中に広がり、柔らかく清涼感のある味わいがとても心地良いコーヒーです。
優れた栽培環境と丁寧な精製によって作り上げられた華やかな香味を、ぜひご堪能ください。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

生産者 : サンファニーヨ集落の農家
産地 : インティブカ県 / マサグアラ市 / サンファニーヨ
標高 : 約1,700m~2,000m
品種 : ブルボン、ティピカ
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト







8/08/2025

ニューリリース : タンザニア『ハイツ農園 "ブルーリボン"』

タンザニアと言えば、LCFの代表的なパートナーシップ農園でもあり、当店ではすっかりお馴染みのブラックバーンが人気ですが、異なる香味の傾向で素晴らしい品質のコーヒーを生産する『ハイツ農園』も、濃縮感とコクの強さはブラックバーンを凌ぐほど良質です。

こちらもブラックバーン農園と同じカラツ県に属する農園で、その北東20kmほどの場所に位置しています。
カラツ県は深い火山灰質土壌に恵まれており、また昼夜の寒暖差が非常に大きいこともあって、華やかな果実感と豊かなボディを備えた高品質なコーヒーが生産されるエリアです。
さらに今回リリースするのも、昨年同様ハイツ農園の中でも特に標高の高い「ブルーリボン区画」のロットです。

みかんのような柑橘の甘いフレーバー、質感は滑らかで濃厚な果実味とボディの調和も良好。クリーンでバランスのとれた風味心地好いコーヒーです。
ブラックバーンには感じることのできない黒系果実(ブラックベリー、ダークチェリー等)のニュアンスも特徴のひとつです。

ブラックバーン農園は「ティピカ系品種」のニアサを、対してハイツ農園はブルボンをはじめ、N39、KP423など「ブルボン系品種」を取り扱っています。こうした品種に由来するカップ傾向の違いを意識しながら飲むのも、コーヒーの愉しみ方のひとつですね。

本日よりシティ・ローストにて販売いたします。

所有 : ヴィマックス・アミン
区画 : ブルーリボン
産地 : アルーシャ州 / カラツ県
標高 : 1,600~1,800m(ブルーリボン区画は1,750~1,800m)
品種 : ブルボン、N39、KP423
精製 : 発酵槽を使用したウォッシュト








7/31/2025

ニューリリース : ケニア『カラトゥ・ファクトリー』

当店人気No.1で一番のおすすめ、世界屈指の良質なコーヒーを誇るケニア、当店はニエリ、エンブ、キリニャガ、マチャコス、ムランガとさまざまな産地のコーヒーを取り扱ってまいりましたが、今回2年ぶりのリリースとなる皆さまお馴染み『カラトゥ・ファクトリー』は、首都ナイロビの北に位置するキアンブ産のコーヒーです。

60年前に設立された伝統あるファクトリーで、800名のメンバーが所属、その内の700名の農家が実際に活動しています。

○シティ・ロースト
まず豆を挽いた時に広がる完熟トマトのフレグランス、口に含んだ瞬間感じるラズベリーの甘味、グレープフルーツのようなジューシーさ、そしてコク豊かなマンゴーのような滑らかな舌触りと余韻が印象的な、とても贅沢な味わいです。
華やかな個性を主張しながら、コーヒーらしさも存分に感じることができる絶妙なバランスが、素晴らしい特徴のひとつとも言えます。

○フレンチ・ロースト
カシスのような鮮やかなフレーバー、アプリコットの濃厚な甘味、非常に力強く厚みのあるボディ感。冷めてくるとボルドー産の赤ワインを連想させる華やかな余韻を堪能することができます。
多様性のある贅沢な香味と質感は唯一無二、まさにケニアの深煎りならではの満足感のある飲みごたえです。

複雑な香味と濃縮感を備えつつ、これほどまでクリーンでシルキーな口当たりが際立っている上品な味わいのコーヒーには、なかなか出会えないでしょう。
これぞ「ケニア・フレーバー」だと感じることのできるすばらしいカップクオリティーです。

本日よりシティ・ローストフレンチ・ローストにて、それぞれ販売いたします。

所属農協名 : Gitwe農協
産地 : キアンブ郡 / 南ガトゥンドゥ地区 / ンダラグ区
標高 : 1,883m
品種 : SL28・SL34(99%)、Ruiru11(1%)
精製 : 発酵槽を使用しソーキングも行うケニアの伝統的ウォッシュ ト