決して他の産地では体験できない香味のコーヒー、稀少なイエメンのニュークロップを入手しました。
ご存知の通りイエメンは大変厳しい情勢にあり、この度のクロップが日本向けに出港した最後のコーヒーという噂も耳にします。
次回の輸出の見込みも立っていませんので、本当にそうなのかもしれません…
Asrar Harazは「The Secrets Of Haraz」の意で、常に他のトレーダーがハラーズ地区のどこからコーヒーを仕入れているか探っているため、情報の提供には消極的です。
イエメンでの一般的な理解としてManakha地区とSa'fan地区を合わせて「Haraz」と称しています。
イチジクやプルーンのようなドライフルーツの果実味に、キャラメルの甘味と粘性、ウイスキーのような芳醇さと豊かなボディを感じ、飲み終わったあとも長くその余韻が続いていきます。
「これぞイエメン・コーヒーの本質」と言える、強烈に印象的な香味です。
一般的に流通している、未熟や発酵等の欠点豆が多く混入されている「モカマタリ」とは違い、豊富なキャラクターながら非常にフレッシュでクリーンな味わいのこのコーヒーは、一度飲んだら一生忘れることがないでしょう。
「モカ」などという非常に曖昧な表記で流通されることのあるイエメンとエチオピア両国のコーヒーですが、ぜひぜひジューシーなエチオピア・ナチュラルと飲み比べて、異なる二種類の個性的な香味をお愉しみくださいませ。
本日よりシティ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。
産地 : ハラズ山脈
標高 : 1,450m~1,900m
品種 : 在来品種
精製 : ナチュラル