5/21/2016

新入荷豆 : インドネシア『リントン・マンデリン "オナンガンジャン"』

高品質なマンデリンを生産するリントン地区、中でもトバ湖のすぐ南に位置する「リントンニフタ」、その西に位置する「ドロクサングル」、さらにその南にある「オナンガンジャン」の3地域は、非常に良質な栽培地として有名です。
当店で通常扱っている大人気のコーヒー『LCFマンデリン』は、リントンニフタで生産されていますが、今回リリースするのはオナンガンジャンで生産された、稀少なクラシック・スマトラ(※)のコーヒーです。

一般的に流通しているマンデリンのような重く濁った苦味はなく、クリーンさが格別です。
ハーブのような香りとトロピカルフルーツのような甘味、滑らかでクリーミーな食感、まるでバターを浮かべたような濃厚なコク。
まさに「スマトラ式」という特殊な精製特有のカップ品質といえましょう。

決して『LCFマンデリン』に引けをとらない、決してほかの生産地では味わうことのできないすばらしい個性のコーヒーです。

本日よりフレンチ・ローストにて販売致します。
店内でもご飲用いただけますので、どうぞご利用くださいませ。

※クラシック・スマトラ : 1876年スマトラにおいてもサビ病が発生し壊滅的被害をもたらしたこと、その余波としてロブスタやハイブリッド品種への植え替えが進んだことで、当時ス マトラで栽培されていたティピカ種は失われたと考えられていました。しかし後にスマトラ島の奥地であるトバ湖周辺において、当時栽培されていたティピカ系 在来品種の生き残りが再発見されました。現地では発見地により、バーゲンダル、シディカラン、ガロンガンと呼ばれています。

産地 : 北スマトラ州 フンムバン・ハスンドゥタン県 オナンガンジャン
標高 : 1,400m
品種 : クラシック・スマトラ(オナンガンジャン)
精製 : スマトラ式