2/11/2017

新入荷豆 : コスタリカ『ラ・オンデューラ "エチオピア品種"』

現行販売しているコスタリカ・ドタ市『サンタテレサ2000』の農地所有者であるロヘル・ウレーニャ氏が手掛ける、少量のみ生産された、大変希少かつ最高品質のコーヒーが入荷しました。

ロヘル氏はコーヒー名産地として知られるタラスの東側に位置する、ドタ市にあるサンタテレサ・マイクロミル(精製工程施設)の管理者でもあり、タラスに広大な土地を所有しています。
今回リリースする『ラ・オンデューラ』は、タラスの西側レオンコルテス市にある、わずか1ヘクタールしかないロヘル氏所有の農地で、稀少な「エチオピア品種」の栽培が行われています。

当店で毎年大好評いただいているパナマ・ダンカン「ゲイシャ種」のような、圧倒的な濃縮感と華やかさに加え、栽培環境が変わってもさすがは「エチオピア品種」と実感できる、優れたエチオピア・イルガチェフェ独特の甘い果実味と赤ワイン・テイストのフレーバーを感じさせる、極上の香味です。
温度の変化とともに、柑橘系の爽やかな酸味が、チェリーやアセロラのような甘味に姿を変え、その甘い余韻がいつまでも持続するのも優れたカップクオリティーの象徴でしょう。

香味の複雑さや多様性はゲイシャほどはありませんが、他の追随を許さぬほど強烈な濃縮感、冷めてからでも一切濁ることのないカップのクリーンさは、決してゲイシャに引けを取りません。

本日よりハイ・ローストにて販売致します。

高い精製技術が施されることで知られるコスタリカ(サンタテレサ・マイクロミル)と、豊かなキャラクターを持つエチオピア品種の、まさに夢のような組み合わせのコーヒーを、ぜひぜひご体験ください。

産産地 : サン・ホセ州 レオンコルテス市 サンパブロ
標高 : 1,800m~1,900m
品種 : エチオピア(※)
精製 : 機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

※エチオピア品種
1960年代より、581ラインが3回に渡って持ち込まれた品種群。
・1968年FAO(国連食糧農業機関)の使節団がエチオピアから
・1678年ORSTOM(仏国海外領土科学技術局)がエチオピアから
・1989年IPGRI(国際植物遺伝研究所)がイエメンから
ラ・オンデューラには、ロヘル・ウレーニャ氏の前の所有者マルコス・マッタ氏によって、10年以上前に植えられました。
マルコス氏はカトゥーラ、カトゥアイより品質の良いコーヒーを栽培したいとの想いから、このエチオピア品種を取り寄せて植えたとのことです。